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2019年8月25日 (日)

第30回神奈川県マーチングコンテスト 2019

Odaali
今年はサプライズがふたつありました
  
残暑も吹っ飛んでしまいましたよ

今年もマーチングコンテスト神奈川県大会を小田原アリーナで見る機会を得ました。主幹団体の吹連西湘支部が粋な計らいをしてくれて、開場1時間前に観客席に招き入れてくれました。昨年はもぎりゲート止まりだったので、今回のように冷房の効いたアリーナ席で開演を待てるとはありがたいことです。

さてマーチングコンテストです。今年は事前に告知されていた出場学校のリストを見てびっくらこいておりました。ひとつは出場団体が無く毎年流れていた小学校バンドフェスティバルに1校だけだけど5年ぶりにエントリーがあったこと。さらには別リーグである日本マーチングバンド協会(M協)主催で昨年開催されたマーチングバンド全国大会で全国金賞、グランプリ、文科大臣賞受賞という日本一のマーチングバンド、県立湘南台高校がB部門だけど出場すること。

日本には全日本吹奏楽連盟と日本マーチングバンド協会という目指す方向が異なるマーチング団体が存在する。当然ながら異なるレギュレーションがあり、多くの学校はどちらかに軸足を置き日々の練習に励むところが多いと聞く。吹奏楽連盟が定める規定(PDF)を敬遠する学校にあっては本県には何でもアリのB部門というのがあり発表の場が用意されていてはいるが、この部門は全国へは通じておらず地区大会止まり(東関東大会止まり)となる。特に本県を含む東関東地区にあってはカラーガードを付けると自動的にB部門に回されてしまうというローカルルールがありさらに門戸を狭めている感もある。しかしどんな理由かは知らないがここのところ吹連マーチングには無縁だった名門湘南台高校が出場するってんだから一大事。これは外せないと1000円の前売り券を手に小田原アリーナへと車を走らせたのであります。

昨年と同じ開演5時間前に着いたらもう前には100人を超す入場待ちの列ができていた。こりゃ今回のサプライズ効果かな。にぎやかなのはけっこうなことです。しかし開場後の席取り合戦がまぁすごいこと。先頭グループで入場するとともかく手持ちの荷物を総動員し正面の良い席の上に置いていく。中にはビニールシートを横に広げてまとめて5席を確保するような大胆なオバサマもいてまぁすさまじい。アナウンスで撮影禁止を連呼するのもいいが、こんなのもなんとかしてもらいたいなぁと思いますな。

以下少しだけ感想を

横浜市立保土ヶ谷小学校特別音楽倶楽部
5年ぶりの小学校BFのエントリーです。5つの大きなプロップを並べていたのでなにかあるのかなと思いましたが、雰囲気を出す置きものでした。ベルアップしてのカンパニーフロントは小学生離れした雰囲気を感じさせました。それもそのはず、同校は昨年のM協マーチングバンド全国大会で金賞受賞の実績を持つ。目指すは吹連、M協両全国大会金賞でしょうか。

県立湘南台高校
これが日本一のマーチングかとうならせるようなマニューバリング。動きが桁違いに速く、ポジショニングは正確無比。会場が手狭に感じる144人という大編成なのに誰一人として持ち場を外してない。カラーガードだけでも30人くらいいて、ともかく全体像を見るには目玉が3組くらい必要なほど内容が濃い。楽器も耳が痛くなるように響く。まったくもって小田原アリーナでは床面積的に役不足。彼らにはやはりさいたまスーパーアリーナクラスの会場が必要なのでしょうね。
期せずしていいものを見せていただきました。もちろん金賞東関東大会へ進みました。

向上高等学校
近年の高校の部、本県ではA部門の東海大相模、B部門の向上という棲み分けが続いていましたが、今回は出演順が湘南台高校の次に向上高校が来てしまったのはちょっと不運だったか。演奏は昨年よりパンチを感じましたし、カラーガードと演奏者の一体感は湘南台に勝るとも劣らないと見ましたが銀賞でした。
私は金賞レベルだったと思う。来年はがんばれ。

川崎市立橘中学校
6名のシンバル隊が花を添えていました。列も正確でなかなかアグレッシブなマニューバリングは好印象。ドラムメジャーがバトンを落としたがすぐさまリカバー、動揺も感じさせず笑顔を絶やさにず演技をまっとうしたのは立派。全国大会でもバトンを落としたドラメを見たことがある。本大会では金管のマウスピースを演奏開始のセットアップ時に落としてしまった学校もあった。アクシデントは避けられない時があるが、その後をしっかりとフォローすることが大切なことなんですよね。金賞を受賞、東関東大会へと駒を進めました。

東海大学付属相模高校
今年のドラムメジャーはロングスカートで独特のいでたちでした。海兵隊賛歌とSea Hawkという選曲は個人的に好きだなぁ。80人フル編成で音圧も高いが、やはり湘南台が先にやってしまうと比較されてしまうのがよろしくない。、今年は外周で珍しく列の乱れが目についたけどコンビネーションはさすが。5年連続の朝日新聞社賞を貰っていました。

大西学園中高等学校
今年はちょっと少なくて30人の編成。でも音圧の高さはこの学校の売りでもある。今年はシングのステップからは卒業したのかオリジナルで迫っていました。なじみのある映画音楽のテーマに金管が響く。なかなか正確な演奏でした。今年は金賞だけでなく東関東大会への切符も手に入れました。編成が小さくてもアピール次第なのだといういい見本を見せてくれましたよ。

***** ***** ***** *****

今年は盛りだくさんで楽しめました。M協の有力校が盛り上げてくれましたが、もう吹連だM協だとかセクショナリズムで考える時代ではないのかもしれません。東関東大会へ進んだA部門各校は全国へ向けてがんばって下さいね。
しかし湘南台高校には痺れました。入場待ちの行列に並んでいるときに小耳に挟んだ話なので信憑性は怪しいが、なんでも湘南台高校が要請を受け入れて出場をしてくれるが隔年でということらしい。まぁ彼らにとって吹連のマーチングは本流ではないことは良く分かる。悔しいところだが練習がてらに出ているのだとしても彼らの演技はすばらしい。これは認めざるを得ない。

今年の東関東大会は同じ小田原アリーナで開催されるそうだ。また見にいっちゃうかも・・・

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コメント

ブログ、楽しく拝見いたしました。
確か…2010年頃までは普段M協の大会に出場している潮田中学校・西谷中学校・鎌倉女子中高・湘南台高校・YOKOHAMA ROBINSが、この神奈川県マーチングコンテストに出場していたと思います。

ですが、毎年東関東大会とM協の神奈川県大会が同じ日に開催される為、東関東大会への推薦は辞退する流れとなっていました。

今年も10/6、小田原アリーナ(東関東大会)と横浜アリーナ(M協神奈川県大会)の同日開催。
湘南台高校の皆さんは一昨年、昨年の2年連続グランプリを獲得し、今年は招待演技と言うタイミングでしたので、両方の大会に出場されるのでしょうかね。

吹奏楽連盟とM協のマーチングは比べて語られる事も多いとは思いますが、皆さんに両方を知って頂き、もっとメジャーになって行くと良いなぁと思ってます。
ブログ主様もM協の大会やイベントに是非、足をお運び下さいね。

マーチング大好きママさん、コメントありがとうございます。

そうですか2010年くらいまでは今のM協マーチング有力校が吹連のマーチング大会にも出場していたのですね。2007年に全国へ行くためには規定をこなすのが必須となり、その後メジャーバトンやフラッグの放り投げも禁止となり、ピット楽器も禁止、編成もMAX80人に制限されたりと、どんどん小さくなって行ったような感もありました。

ともかく吹連側はM協との差別化に腐心するようなところもあり、独自性を意識するのは分かりますが、学校のクラブ活動が故に普遍性を求めるため、小さい方へ最大公約数を持って行っていたかのように見える節もありました。

まぁアベレージを求める吹連のポリシーは決して悪くないとは思いますが、規則規則で縛り上げる学校行事のようにはしてほしくはないなと感じます。

湘南台高校の演技はほんとにすばらしかったです。これが日本一なんだなぁと感じるに十分。いいものを見させていただきました。この大会の翌日には横須賀アリーナで公開練習があったようです。吹連県大会も練習みたいなものだったのかもしれません。でもあの演奏演技は異次元を感じさせてくれました。

私もM協マーチングは毎年横須賀、横浜でやっていたマーチングプレビューを良く見させてもらっていました。6月というまだ早い時期なので、みなまだ初々しく肩がこらずに見られて良いイベントでしたが、今年は会場が埼玉県へ行ってしまったため見られませんでした。ぜひまた帰って来て欲しいなと思っております。

機会があれば他のM協マーチングもじっくりと拝見したいです。ご案内ありがとうございました。

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