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2019年8月13日 (火)

登山道大渋滞

Fuji_yoshida_9
なかなか深刻な問題のようです
 
まるで都会のラッシュアワー

8月11日が山の日の祝日となり、夏休みと夏山シーズンが重なるこの時期、各地のお山も多くの方々でにぎわっていますね。ただにぎわい過ぎてどう見ても容量を超えているだろうと思われる人数が集中すると、お山も飽和状態となりえらいことになります。そんな状況が特に人気の高いお山で見受けられるようですね。

上に画像を張った富士山などはその典型です。富士の正式な登山シーズンは7月8月のみでこの2か月に一般登山者が一気に集中します。全富士山登山者の6割を受け持つ吉田口登山道では、夜明け前の山頂直下にご来光狙いの登山者が集中してまったく前に進めない状況が発生します。私もこのときにはもうちょっとで山頂というところで日の出とあいなりました。まぁ誰だってご来光は山頂で拝みたいものなので気持ちは分かりますが、登山者数が山のキャパを超えてしまっているという典型です。

TatebaiYokobai 北アルプス劔岳の渋滞も有名ですね。カニのタテバイ、ヨコバイと呼ばれる有名な難所を抱え、団体ツアー客も集中するこのお山のシーズン渋滞もしびれます。ピーク時にはカニのタテバイ渋滞に並んだ後に壁に取り付くまでに2時間を要するとか。これもどうかと思いますねぇ。ちなみに上画像のケースの場合、タテバイ渋滞で30分待ち、ヨコバイ渋滞で1時間待ちってところだったのでまだましな方。その時は立山での最終日だったので1時間半のロスは堂平からの終バス狙いに大いに響いた記憶がある。

なぜにこうも登山者が集中するのか。お休みを取りやすく天候も安定するこの時期は計画を立てやすい。気温も高いのでヘビーな山装備も必要としない。ハードルが低くなる時期であるという事情はありそう。誰しも考えることは一緒です。

ただしちょっとばかり有名なお山に登山者が集中しすぎているというような状況とは言えないでしょうか。世はまさに百名山ブーム。どこを登ったらいいのか悩んだら、深田久弥が気分で選んだ百名山は安易な指標となる。百名山ブランドは山小屋などの集客にも影響するそうで、似たようなお山でも百名山か否かで込み具合が全然違うのだそうな。単純に百山をひたすら登ることに腐心するのでもなければお山の数なんてそれこそ山の様にある。隠れた名山を探す楽しみもまたよさげです。
Yahoo1 私も46座ほど登りましたが、これってほんとに名山なの?と疑問符の付くような百名山も確かにいくらかありました。日本山岳会副会長だった深田久弥が選んだ山だからってそれがどうした。日本のお山はたかだか百峰ばかりじゃないんだぜと考えるのが正しいのかも。

お山に登るのにも目標があると歩みが進みます。目標はひとそれぞれ。百名山をいくつ登ったぞという自負も自分への勲章でしょう。ただそれは唯一無二のものでもない。みんなで右へならえ的に同じ方向に向かなくたっていいのですよね。満足感や達成感を十分に感じさせてくれるお山はそれこそたくさんあることでしょう。そんなお山をあちこち見つけてみたいものです。

えっと、わたくしとしては乗り掛かった船ですので、とりあえずハーフまでは・・・(^_^;)

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コメント

驚きの写真です。こんなに賑わうなんて想像もできませんでした。
私なら遠慮します、剱の岩場は浮石が多すぎ、上に人が多いときには近寄れません。

百名山て、個人が選んだ物だったのですか。道理で女峰山が入っていないわけだ。

クラウドさん、ご帰還でしょうか。台風の影響が無くってなによりです。奥様と楽しい思い出を作られたことでしょう。

剱は慎重に歩みを進めなければならない箇所も多く、団体ツアー客も多いのでどうしてもペースが遅くなりますね。それを嫌って真っ暗な早朝から狙うベテランも多くいましたが、私はあの足場をヘッデンひとつで登ろうとは逆立ちしても思いませんでしたよ。

ウィキペディアによると百名山は深田久弥が「実際に登頂した日本の各地の山から自身が定めた基準で、100座を選び」 とありますので、ほんとに彼の主観で決めたもののようです。これからすると彼が登っていない山は候補にすら上がらないということです。

百の半分近くを登ってみて、これのどこが名山なの?と思う山はけっこうな数を数えました。彼の価値観が全てではないなとほんとに思います。百名山に人が群がる今の実情はちょっと山登りの本筋から外れてはいないかと感じるところもあります。

女峰山ですか過去紹介されていましたね。階段が整備され霧降高原から登るのですよね。日光では男体山と並ぶ名山のようですがあまり知られていないようですね。
私もそんな隠れた名山を見つけに歩きたいものです。


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