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2019年9月 8日 (日)

妙高山登山 百名山49座目

Yoake
標高2100mでの夜明けです
  
この瞬間がすばらしい
 

前回の続き・・・

最近のメジャーな山小屋では携帯の中継局を設置しているところも無くは無いがここはまったくの不感地帯。職場からの急ぎの電話もどこ吹く風の音信不通状態。まぁそれだからこそ衛星携帯電話が活躍するのですがね。わたしゃ持ちませんよそんなものは。
疲れもあって日が暮れるとさっさと寝てしまうので朝も早い。小屋泊では朝ご飯の時間が決まっているのでなかなか早出は難しいが、テント泊なら自由自在。朝4時にはメシを作り5時前にはテント場を発つことができる。衣食住を背負ってこなければならない面倒はあるがこのメリットも捨てがたい。

妙高山へはテントをそのままにアタックザックで出掛け、テン場に帰ってから撤収下山という作戦を立てた。夜明け前に出たのでちょうど尾根筋が開けたところで日の出となったがこれはラッキーだった。

Hinode_20190908121101
地平線から登る朝日、その左側には日本海が見えている。このすばらしい光景を独り占めできた。これだから山登りは止められませんわ。しばらく見入ってしまいましたよ。気持ちが満足感で軽くなっ たか先を急ぎます。

Myoukou1
通過点の茶臼山を抜けて黒沢池の先に目指す妙高山が見えてきました。まだ遠い・・・しかもいったん黒沢池に降りてから外輪山である大倉乗越へ登り、今度は標高差200mを下降したらまたもや400mの標高差を登って山頂になるという痺れるアップダウンが待っている。トンネルでも掘ってくれれば・・・などと考えてはいけない。けっこうな試練です。

Ookura
外輪山のピーク、大倉乗越です。ここから200m降りたら最後の登りが待っています。妙高山はとんがりお山なので登りも険しい。気温も上がって来てバテバテになります。登山道に危なっかしい石があるぞ。

Ishi
地震でもひと揺れあったら一気に落ちてきそうです。君子危うくに近寄らずと言いますが、登山道の真ん中に居座っているんだから始末が悪い。さっさと通り過ぎるのが吉ですね。

Fujisan

400mをひいこら登って開けたところにでるとあれは・・・見慣れた富士山ではないですかい。こんな日本海の近くからでも見えるんですねぇ。画像はけっこう拡大してありますが見た目はすんごく小さかった。でも富士山が見られたとはラッキーです。わたしゃあの富士山よりもっと遠くからここに来ているのですがね。

Sancho1_20190908123701Sancho2_20190908123701
妙高山山頂へ。いやぁなかなか痺れました。妙高山は谷川岳のような双耳峰ってほどではないですが北峰と南峰とあるらしい。両方回って登頂とします。前日に登った火打山も見えていました。富士山も10時前には雲に隠れてしまい、日の出と言い富士山と言いやはり早起きは三文の徳だなぁとしみじみと感じましたよ。

山頂の絶景を満喫してからテント場に戻って撤収、前日踏み出しの笹ヶ峰に下山します。テントを畳んで高谷池を出たのが14時半、ちんたら歩いて踏み出しに戻ったのが18時近くになってしまいました。もう少し早く出るべきだったかな。

Gps_log4

Gps_log3
2日間で平面移動距離で27Km、沿面距離では30Kmほどになる。累積標高差は3600m以上というなかなかのアップダウンがあった登山でした。もうあんな上り下りはゴメンだと音を上げた北アルプス立山+剱岳でも累積標高差は3400m程度だったので今回はさらに痺れました。でも荘厳な日の出も観れたし富士山も拝めたし言うことはありません。

これで目標だった百名山ハーフにリーチとなりました。自分としての最後となる50番目のお山は吟味して決めたいなと思いますです。せっせと百名山を登って現地で会話をする機会があったハイカー諸兄にお話を聞くと、それ自体を目標にしている方の多いことに驚きます。乗り掛かった船ですので私も半分までは登ろう。その後は好きな山を登るんだと決めて49まできました。さて50番目はいずこのお山に・・・

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