Mi MIX2Sのブートロゴ変更手順
リクエストがありましたので
手順を紹介したいと思います
過去の記事で紹介しましたところもっと詳しくというリクエストもあったので手順とコツを紹介したいと思います。今回はシャオミMi MIX2Sの起動時やリセット時に表示される製造元が用意したブートロゴを好きなグラフィックスに変更してしまうという作業になります。もちろんすべては自己責任の世界、本記事は参考情報として参照して下さい。変更するのは以下のブートロゴ画面です。菊の御紋のような赤いロゴがでかでかと表示されるファーウェイに比べるとシャオミはシンプルでまだ好感が持てますね。
準備: まず以下の環境が必要です
1. ブートローダーがアンロックされたMi MIX 2S
2. android-sdkがインストールされたWindowsパソコン
3. ロゴのimgファイルを作るソフトのGenLogo
ブートローダーアンロックやsdkのインスト方法などはググれば詳しいハウツーサイトが多数ありますのでそちらを参照して下さい。GenLogoはここから入手できます。GithubのGenLogoフォルダにあるgenlogo.py(Linuxの実行ファイル)以外のすべてのファイルをダウンロードして適当なフォルダを作って突っ込んで下さい。GenLogo.exeは単純な実行ファイルなので特段のインストールに係る手続きはありません。
無圧縮のビットマップファイルがあらかじめ5個入っていますがこれがメーカーオリジナルのロゴファイルになります。今回編集が必要なのは01.bmpのロック用ブートロゴファイルと04.bmpのアンロック用ブートロゴファイルです。アンロック端末なのにロック端末用のブートロゴまでなぜ編集しないといけないかは後述します。ブートロゴ変更はimgファイルを作成した上で端末のlogo領域に焼き込んでやるという作業になります。
手順 1: なにはともあれオリジナルの保存
焼いてある端末のブートロゴを吸い出して保存する手段は無いので、用意されたオリジナル環境でバックアップ用imgファイルを作成します。前述した5個のビットマップファイルが同一フォルダ上にある状態でGenLogo.exeをパラメーター無しで実行してください。フォルダ内にlogo_new.imgというイメージファイルができます。これがオリジナルのロゴファイルになります。これさえあればデザインに失敗したブートロゴを元通りに戻せますので必ずやっておきましょう。作成後リネームして保存します。
手順 2: ビットマップファイルを編集する
imgファイルを作る上で画像フォーマットとファイルネームは変えてはいけないというお約束があります。また画像サイズはオリジナル画面サイズの1080x1920である必要があります。04.bmpが編集するファイルです。腕に覚えのある方ならお絵かきソフトで最初から作るのもいいでしょうが、お気に入りの画像を用意してJTrimなどのフリーソフトを使って編集するといいでしょう。手前味噌になりますが起動画面はあまりごちゃごちゃしていない方がよろしいかなとも思います。3秒から4秒くらい表示されますのであまりくどいといやになるかも。以下は私の例ですが、画面下側のアンロックドという表記は残した方がそれっぽく見えますよ。
もうひとつ編集しないといけないのがロックド端末の際に表示される01.bmpです。なぜこれを編集しないといけないかというと、端末再起動時に最初にロックドブートロゴ(01.bmp)を表示させてルートローダーがアンロックしているとシステムが認識するとアンロックドブートロゴ(04.bmp)に書き換えます。そのハンドオーバーの際に一瞬01.bmpが表示してしまってかっこ悪い。というわけで01.bmpは真っ黒画面に編集してしまって下さい。02.bmpはファーストブート時の画面表示ですが、このうさぎのMi_Bunny君はなかなかかわいいのでオリジナルのままでもいいかなと。
編集し終わったら先ほどバックアップファイルを作ったのと同じ要領でGenLogoを実行しlogo_new.imgを作ります。
手順 3: 出来上がったロゴを端末に焼く
作ったlogo_new.imgをパソコンの環境変数passが通ったところに置きます。Cドライブのルートかfastboot.exeのあるplatform-toolsフォルダ内がいいでしょう。端末をファーストブートモードで起動しWindowsパソコンにUSB接続します。DOS窓から以下のコマンドを実行します。
fastboot flash logo logo_new.img
一瞬で終わるはずです。その後再起動して新しいブートロゴをおがんで下さい。
自分のロゴデザインさえあれば手順としては難しいことはありませんが、TWRPがあれば端末だけでも書き換えができます。オリジナルに戻そうかという人のためにTWRPで書き換えができるzipを作ってみました。鴨きも読者に感謝を込めてここに置いておきます。焼くなり煮るなりご自由に。このzipのlogo.imgを7-zipなどを使って自分のimgファイルと置き換えればカスタマイズがより簡単にできるようになりますよ。
題材がマイナーなのでお役に立つ方は少ないかもしれませんね。まぁマイナーな鴨ブログなのでご容赦を。
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手順の紹介ありがとうございます。変更のための流れが良く分かりました。
アンロックはできたのですが、まずはandroidSDKのインストールから始めないといけません。少しずつ進めていきたいと思います。
このたびはありがとうございました。
投稿: Kitakita | 2019年9月 2日 (月) 20時29分
Kitakitaさん、
いくらかはお役にたったようで幸いです。この作業としては難しくない部類に入るでしょう。まずは見栄えがするブートロゴファイルを作るのが大変そうですね。がんばって下さいね。
投稿: Fiby | 2019年9月 2日 (月) 23時04分
huawei機にも使えますか?
投稿: し。 | 2020年5月19日 (火) 16時21分
この手法は記事記載の通りブートローダーがアンロックされたMi MIX2Sに適応します。ファーウェイでは残念ですがこの手順ではできません。
私はP10 Liteをアンロックしたことはありますが、今ではファーウェイはアンロックをさせない方向に舵を切ったようでいじくりにくくなってしまったようですね。
投稿: Fiby | 2020年5月19日 (火) 17時30分