中央アルプス空木岳登山 百名山47座目
以前に木曽駒ヶ岳へ登った際に、地元ハイカー氏より空木岳(うつぎだけ)はいいお山だから登っておきなさいねと進言されて早4年。念願かなって日帰りだけど登る機会を得ました。しかしこのお山、日帰りにはけっこうかったるい部類に入る。車が入る未舗装林道の突先まで車の腹をこすりながら侵入し、歩行距離を詰めたとしても往復18Km、標高差1500mはあるという荒行となる。まぁ登山バスに乗り遅れて林道歩きみたいなことが無いのでその点だけは安心ですがね。
リターンが遅くなるとまずいので朝の4時過ぎに池山登山道をスタートします。真っ暗で薄気味悪いですがほどなくして夜明け。なかなか良さげな水場がありました。しかしなんだか生ぬるい。沢の流れもそうだったけどなんだか水がぬるいんですよ。北アルプスや南アルプスみたいにキンと冷えているのが希望。なにか違うんですかねぇ。
距離が長いのでともかく先を急ぎます。紫色の可憐なお花はトリカブト。これくらいは花オンチの私でもわかります。けっこうな毒が取れるんだそうですね。
この池山登山道は標高1300mの踏み出しから2600mの森林限界までまったくと言っていいほど眺望が無い。ひたすら先に進むだけです。森林限界を超えるとハイマツの群生地に出ます。遠くに駒石と空木岳が現れました。なかなかいい山容をしています。
駒石を良く見ると人が張り付いています。なるほどここも登れるのね。あそこに取り付けばいいのか・・・
見た目は難しそうですが金峰山の五丈岩に比べればそうでもない。さくっと登れば絶景が待っていました。
南アルプスそろい踏みです。最近登山数を重ねてやっと山座同定ができるようになってきましたが、どのお山も思い出深い山々です。おっと農鳥だけ登って無かった・・・
まだ山頂までは長いのでさっさと石を降りて空木岳へ向かいます。しかし変な石が多いこと・・・
年月を掛けて風化した岩々がすばらしい。南アルプスの鳳凰三山が似たような感じでしたがやはり中央アルプスは違います。なんだかダイナミックな感じがしますね。駒峰ヒュッテを超えれば山頂です。
砂礫のさらさらに岩ゴツゴツの山頂でしたが360度の絶景です。御嶽山も見えていました。もう山頂まで登れるのでしょうね。
山頂を満喫したらあとは戻るだけです。必死に歩みを進めて16時過ぎに踏み出しへ戻れましたが12時間も山に入っていました。やはり私あたりには少しばかりかったるい日帰りコースだったかな。
木曽駒で聞いたアドバイスはほんとうでした。あまり聞いたことのないお山の名前だったですが行ってみてその素晴らしさが良く理解できました。でもここは泊りで行くお山かなぁ・・・
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