レーザーポインター修理
職場で同僚から個人的に小物電気製品修理を頼まれることがたびたびある。ただ修理には限界があるのはもちろんで、基板のカスタムチップが逝っていたりしたらもうお手上げだし、故障状態の検査をしている時に誤ってとどめを刺してしまうことだって無くは無い。そんな訳で直ったらラッキーくらいに考えておいてねと念を押した上で基本引き受けております。
今回の依頼品はレーザーポインター。職場のインストラクターの愛用品で現行品よりレーザー光が強く、視認性が高くて重宝しているのでなんとかして欲しいとのこと。うまく直ったらおなぐさみです。レーザーポインターは過去色々と社会問題となった経緯もあり現行商品は法規制によりかなり抑えられた出力となっている模様。1mWのclass2とかってやつですね。そのため規制前の製品を引き続き愛用する人たちも多いのかもしれない。
ただLEDレーザーといえどもレーザー光線である。実験マニアはマッチに点火できるほど出力を高めているやつらもいるそうだ。プロジェクタースクリーンにレーザーポインターでポイントしたらスクリーンに穴が開いてしまったなんてことになったら笑い話にもなりませんがね。
故障の症状はたまにプッシュボタンを押してもレーザーが出ないのと、ポインター本体の中でカラカラと音がするのだとか。
まずは分解。ノーズカバーのレンズ部をごりごりやってコア部分を引き抜く。これがまたよくできていて、改造防止のためにそのまま何も考えずにノーズ部を引き抜こうとすると点灯パイロットランプ用レンズ部分が基盤直付けのプッシュスイッチに引っ掛かって破損するようなトラップが仕掛けてある。はい、私も素直に引っかかりました。その後ぶっ飛んだスイッチをちまちまと半田付け。あと外れて脱落していたのレンズ部を組み直してこれで大丈夫かな?
電源を接続して3Vでドライブしてみる。ふむふむ、けっこう明るいじゃないっすか。基板上に輝度調整用の半固定VRがあったのでいじくってみる。ただでさえ明るいのがさらに明るくできるようだ。こりゃいいね。持ち主が壊れたからといって簡単に捨てられない気持ちも分かる気がします。
ノーズカバーを外す際にちょっとがじってしまったがそこは勘弁してくだせぇ。レーザーポインターはインストラクターにとって三種の神器。分解のコツが分かったので調子が悪くなったらまた見てあげますよ。
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