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2021年6月27日 (日)

鹿の親子

Deerfamily
鹿家族のご挨拶を受けました
  
ソーシャルディスタンスを保っております

山梨県は笠取山へ登った時のこと。早朝に鹿ファミリーのご挨拶を受けました。朝もやにけむる登山道を気持ちよく歩いていたらホイッスルのような鹿の警戒鳴きが一発。見上げると30mほど離れたところに母鹿と小鹿3頭がいました。

登山道近辺は鳥獣保護区で撃たれる心配もないのであまり鹿も神経質にはなっていない様子。ここでは鹿の方が先住民ですからね。異端の民に投げかけられる視線が痛い。

7月から夏山シーズンが始まります。でも巷の状況は芳しくなく主要都市の感染防止規制は未だ解けず延長の話まで出てきています。全年齢を対象としたワクチン接種があらかた完了するにはまだ時間が必要でしょうし、オリンピックが始まったらどうなるのかの不透明感も漂います。

山小屋などは明暗が分かれています。山奥という隔絶された環境下であっても感染予防対策が十分に取れる目途が立つところは開けるようですが、自信のないところはクローズという苦渋の選択を取るところもあります。なんたってピーク時には布団ひとつに二人はあたりまえみたいに詰め込む山小屋で3密回避を実践するのは楽ではない。開けられるところも対策には費用が掛かるは定員を減らすはで軒並み料金は上がりました。これは仕方のないところではありますね。

Tent1_20210627094701山小屋併設のテント場(ば)もしかり。使用料かどこも倍になっている。以前は隙間を見つけて勝手に張れみたいなところがほとんどでしたが今は張数限定の完全予約制になっています。感染予防という意味ではテント泊は良い選択肢となります。とはいってもハイカーにとって衣食住を全て自分で背負って歩くのはそれなりに負担も大きいので誰でもという訳にはいかないのが面倒なところ。でもこれからのアフターコロナを見据えると山でのテント泊が増えてくるような気がしますね。

北アルプスは八方尾根スキー場の上にある大型の山小屋である唐松岳頂上山荘では、今シーズンの小屋営業を断念しテント場のみ営業とのこと。これも厳しい現実です。

2年前の以前を取り戻すのは簡単ではないことでしょう。現状に適応できる人間の知恵とモラルに将来が掛かっているのかもしれません。

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