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2021年6月21日 (月)

コンデジかスマホカメラか

Cameras
究極の選択ですが
  
悩ましい問題です

お出掛け先の記録やメモ代わりに写真を撮ることはスマホ付属カメラの普及でもう日常的になりましたね。さっと取り出してちゃちゃっと撮影できる。便利な時代になりました。お山でもしかり。山頂などで記念写真を撮っている方々の9割以上はスマホで撮影されている方々、残りの専用カメラで撮影しているのはデジモノにちょっと弱いシニアの方かなってところ。もうコンパクトデジカメなどの出番なんぞは無いよっていう巷の風情です。

2年半ほど前に清水の舞台から飛び降りる覚悟でSONYのコンパクトデジカメを手に入れました。その性能に満足してずっと山行の友として愛用し、ブログ画像を飾ってくれていました。でもその際には常にGPSログを取るためのスマホも一緒に持ち歩いていて、これってひとつにまとめてしまってもいいんでね?と最近思うようになってきました。

コンパクトデジカメを入手後すぐにスマホがご臨終になり急遽入手した中華スマホ。3万円と安かったですがなかなかの高性能。日進月歩のこの業界ですでに発売から3年以上が経過してもまだまだ性能的には頑張れます。

このスマホのカメラ性能がまた侮れないのです。いい写真のためには大口径の明るいレンズに大型かつ高画素数のイメージセンサーでなければ・・・なんていうのは光学カメラに頼っていた過去の話。爪の先サイズ程度のスマホカメラ内蔵イメージセンサーやレンズでも、電子的な補正をバリバリに効かせてけっこうまともな絵作りをしてくれる。被写界深度が深くて鮮明すぎるのがちょっと違和感があるけど、ぼかしはポートレートモードで小細工。こんなにちっこくても光学手振れ補正まで内蔵しているんですよね。

先日の富士山での写真は全てスマホカメラで撮ったものでした。ちなみに上の記事のタイトル画像は手持ちの予備機のコンデジで撮ったもの。オートでも目いっぱいホワイトバランスを外しています。このカメラはスマホ以下なのは明白ですね。

Camera_man1

実はこのスマホカメラがそこそこの写真を出力してくれるのはカメラアプリに依るところが大きいのです。多くの方はスマホに付属のカメラアプリをなんの躊躇もなく使っておられると思いますが、じつはアプリにうまいこと当たると高性能コンデジ並みの出力をしてくれるのですよ。

私が今主に使っているのはXaomi端末に特化したカメラアプリANX cameraというもの。android11のカスタムROMでも動いてくれる185Rというバージョン。カスタムされたGCAMのModもけっこうよさげでしたが機種に特化したANX cameraの性能はすばらしい。TWRPかMagiskを経由してインストールしなければならないrootアプリですが、システムを直接フックしているようでとっても多機能。マニュアル撮影でも幅があり、その気になればけっこう凝った絵作りもできるのがお気に入りです。

山では面倒なのでほとんどがAutoで撮っていますが、フォーカスもアイリスもホワイトバランスもめったに外さず決めてくれてそこそこの絵を作ってくれるのです。このカメラアプリと出会って山行でスマホに一本化する目途が立ちました。先日入手したモバイルバッテリーを持っていけば一泊二泊程度の山行でも安心です。これで300gの携行重量を減らすことができる。

便利なスマホカメラですが弱点も・・・そう望遠レンズが心もとない。このスマホでは2倍のテレレンズが付いていますがそれでも焦点距離で50mm程度。遠写拡大には向きませんね。まぁそんな時にはデジイチの出番ですが山ではさくっと諦めます。

スマホカメラは今後さらにコンデジを駆逐していくことでしょう。日本のお家芸であったデジカメ市場は縮小の一途。残念なことですがこれも時代なのでしょうね。時代に乗るばかりが能ではありませんが、ベストな選択は日々考えていきたいなと思いますです。

 

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