6月の富士登山 2021
6月11日に休暇が取れたので富士山を登ってきました。実は仕事で煮詰まりストレス全開になるとよく富士山へ登ります。空気の薄い富士山で息を弾ませながら山頂までの5時間近くを考え事をしながら歩きます。心を無にして登山に専念するなんて器用なことは私にはできません。考えて考えて考え抜いた結論は結局そんなものなんだというところへ行きついて、答えを富士山から貰って帰ってくるのです。今回もありがたく答えは貰いましたよ。
タイトル画像のように今年は雪解けが早くもう山頂付近には雪はまばら。ちなみに4月24日にはこんな感じでしたので雪解けは進んでいるようです。でも山頂直下にはたんまり残っているんですけどもね。
毎度おなじみ富士宮口五合目2400m看板を朝5時にスタートします。この時期五合目まで車で来られるので助かります。でも小屋は開いていないので自己完結する必要があるんですけどもね。協力金も徴収されないのでありがたく入山します。
七合目まで登ってくると箱根連山がきれいに見えていました。やはり早起きは三文の得です。
九合目までは雪もなくすんなりと来られました。でも小屋の裏側から様子が一変します。
山頂まで雪の斜面が続いております。ただこの時期の雪は柔らかくヒールキック・トゥキックでなんとかなりそう。滑った際の滑落停止に備えて山ステッキをピッケルに持ち替えただけで、結局上り下り共ノーアイゼンで済ませてしまいました。
山頂神社です。申し訳程度に雪は残っています。今年は登山道は開けるようで小屋はせっせと開店準備をしていましたよ。静岡県側の登山シーズン入りは7月10日とのこと。ここも賑わうことでしょう。風もおだやかなので馬ノ背から日本最高地点へ行ってみます。
馬ノ背も火口内側にはびっしり雪が付いていますが旧測候所跡まではすんなりと行けました。いつもは強風が吹く馬ノ背ですがきょうは無風に近い。なかなか珍しい陽気です。
旧測候所跡ですが今は富士山特別地域気象観測所と名前を変えて無人の自動観測機器が動いていてテレメトリーで気象データを送信しています。やっぱりドームが無いとさみしいですが富士吉田へ行くと見られます。
日本最高地点へ。やはり日本のてっぺんに立つってのは気持ちの良いものです。ちょっと雲が涌いていて北アルプスなどは見られなかったけど、薄い空気の中でリフレッシュ。富士山に登ると人生が変わるなんて言う人がいます。私は何十回となく登っていますが人生なんか変わりゃぁしません。でも富士山は答えをくれます。答えをくれないときはアイデアをくれます。この日も答えをありがたく貰って帰りました。
富士山の火口底です。あの火口底も降りましたがちょうど2014年の6月のことでした。もう7年も前のことなんだなぁと遠い目・・・
ストレスを発散し考え事に答えを貰って、さらにコロナ禍で増えた体重も3Kg近く落ちて嬉しい山行でした。最近は勢いで山登りもできなくなってきました。計画が大切ですね。
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