ドコモ山岳通信エリアマップの注意点
先日唐松岳へ登った際に山小屋で配布していたので一部貰ってきました。山でドコモの電波が掴めるかのエリアマップです。通信インフラとしてのドコモはやはり旧電電公社の強みからか他のキャリアと比べて頭ひとつくらいは抜けている感じはあります。昔から山に持っていくならドコモ携帯といわれる所以ですね。ただ私などは山に入ったら電池の消耗も考えて基本機内モードにして無線通信を切り、もっぱらGPSログと写真にスマホは特化する使い方をしてきました。
ただ山でも問題なく電波が掴めるのなら話は別です。モバイルバッテリーもあるし緊急電のことを考えても山行中機内モードは使わないで済めばそれにこしたことはない。そこでこんなマップが役に立つのですね。さすがドコモ。
パンフレットは著作物なので内容を晒すわけにもいかないですが、Webベースで提供しているサービスもドコモにはありました。こっちのほうが山単位で調べられるのでいいかも。
ただ気を付けたいのが山では山小屋などに設置した3G(WCDMA) 800MHzであるBAND6, BAND19のトランスポンダが少なからずあるということ。ドコモもあらかたはLTEの4G通信に入れ替わっているようですが、数年前のアナウンスでも山間部の3G通信機器は2026年の3Gサービス終了までは残すと明言しています。つまりこのマップは3G通信での通話可能区域を含んだマップになっていると考えられます。
実際、山登りをしていてここは電波があるかなと機内モードをオフにしてみたら、3Gのアンテナアイコンが現れたみたいなことはけっこう経験しています。
そうすると少し問題が・・・ドコモのahamoとかいう低料金プランは3G通信に非対応となっています。ahamo契約のSIMを刺してお山に端末を持っていったら繋がらなかったなんていう事態も考えられるかも。この点は2026年までは要注意ポイントになるでしょう。私はドコモ系MVNOなので安くても3Gは間違いなくフォローができているので安心なのですがね。
山での連絡手段としてスマホや携帯が非常にポピュラーな存在となり、非常用途のハンディアマチュア無線機などは持って行かなくなりました。これも時代です。安全のための連絡手段を常に維持することは今や山では当然の義務ではありますが、山のぼらーとしては通信キャリアの選択や契約形態なども気にする必要がありそうですね。
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