金太郎の故郷を訪ねて
関東地方はこの週末は気温は低かったものの上天気に恵まれました。こんなときにはちょっとお出掛けしたくなるもの。ただ自動車で出掛けるにはガソリンの高騰が気になります。まさに天井知らずで上がっていますが、この選挙では石油燃料の価格を抑えると公約を出す政党はどこにもいませんね。そんなところがあったら一票を投じたいほど値上がりしています。
そんな訳でおのずと県内に限られますが以前より気になっていた金太郎の生まれ故郷を訪ねてみることにしました。湘南海岸のR134を走ると富士山もいい感じで見えています。
神奈川県は西のはずれ、金時山の麓にある矢倉沢にそれはあります。ここからは金時山へ向かう登山道が通じていますが前回ここから登った際にはパスしていたところ。今回お山は登りませんのでじっくり見て歩きます。
ここが金太郎の生家の跡地と呼ばれている場所です。小道を入った先にその地はあり、木造建物の基礎に使った石がちりばめられております。まぁ平安時代の木造建物は残ってはいませんわな。金太郎のお家は都の富豪だったそうで、旅で立ち寄ったこの地をいたく気に入り、家来共々移り住んだと伝えられています。その割にはずいぶんとスケールの小さなお屋敷跡です。まぁその点は諸説あるとのこと。
面白かったのは、ちょうど金時山の登山帰りとおぼしき30~40台のママ友3人組がやはり見学していて、金太郎って物語の人でほんとはいなかったんだよね。妖怪みたいなもん?と話していましたがお仲間は誰も否定していませんでした。う~む、金時山に登ってきたのにその認識はまずいかも。金太郎とゲゲゲの鬼太郎を同じ目線で見ちゃぁいませんかね。そういえば子泣きじじいは丸金の腹掛けをしていたな・・・
生家の前には金太郎の遊び石と称される大きな岩がふたつ畑の中に点在しています。金太郎はこの石に登ったり持ち上げて投げたりして遊んだのでしょう。
その先には夕日の滝という金太郎が産湯に浸かったという滝があります。新生児がこんな冷たい滝水に浸かったら死んじまいますな。正確には夕日の滝の水を産湯に使ったというところかもしれませんが伝説ですからいいんです。滝行にも使われる豪快な滝であります。ただしこの季節に滝行をするには修行僧くらいの気迫が要りそうです。
帰り道では足柄峠を越えて展望台から富士山を。今月初頭に山頂へ登った富士山ですがここのところの冷え込みで冠雪していますね。自分はいい時期に登ったのかもしれません。これが根雪になるのかはこの先の天候次第ですが、富士山らしい雪帽子をかぶった姿を見せてくれるのももうすぐですね。
帰路にある一番安いガソリンスタンドで給油してレギュラー¥158/Lでした。これでも我が家のご近所より¥10/Lは安いのですが、もうちっとなんとかならんもんですかねぇ。
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