« 吉田の火祭り 2022 | トップページ | 山の棒ラーメン買うなら »

2022年8月29日 (月)

第33回神奈川県マーチングコンテスト 2022

Kanban2
3年ぶりの一般公開です
  
彼らの熱い思いは伝わりました

神奈川県吹奏楽連盟主催の神奈川県マーチングコンテストはこのコロナ禍で翻弄され一昨年は中止、昨年は無観客という流れをたどり、今回2019年以来の一般公開となりました。これまで学生諸君は部活動での練習もままならず大変な時期を過ごしてきたものと思います。発表の機会を得てぜひ実力を発揮して欲しいとの思いを胸に8月28日、会場である小田原アリーナへと向かいました。

マーチングコンテストでの今回の出場校はリストされたのが12校。さらに当日出場辞退した学校があり全部で11校と少なかった。コロナ禍でコンテストレベルまで仕上げることができなかった学校も多かったことと思う。出場校が少ないとご家族親族で観に来る方が減るので当然観客の入りも減ってくると想像していた。

日本マーチングバンド協会グランプリと文科大臣賞を取った湘南台高校が吹連コンテストに出場するということでサプライズになった2019年のコンテスト時、開演5時間前には100人ほどの行列が既にできていた。よもや今回はそんなこともないだろうとたかをくくって4時間前に着くと並んでいたのは10人足らず。もっとのんびり出てきても良かったかも。でも最終的には会場では立ち見が出るくらいには入っていたので、全席自由席なのでどうせならいい席で観たいという欲のある方々が減ったというだけのことなのかもしれません。

コロナ禍に配慮していくつかの慣例が変更になっていた。開会式は行わず事務的な説明のみで直ぐに演奏演技に入る。閉会式や審査結果の発表も無く、後から吹連HP上で結果発表するというもの。どれも会場滞留時間を最小限で済ませるための配慮でしょうね。

開会式でのつまらない儀礼的挨拶や審査集計が遅れて出演者や観客が延々と閉会式の開始を待たされたりということが無いことは良かったと思う。審査員先生方への個別ご紹介も最初の一回だけで済んだのは幸い。ただ結果発表に歓喜したり涙したりする子たちの姿を見られなかったのだけは残念だったかな。

私も演技演奏を見ながら印象で金銀銅を付けてみたのだけれど、総数が少なかったため全てが後に発表された審査結果と同じだった。我ながら少しだけ見る目と耳を持ってきたかなと自己満足。ちなみに銀賞2校以外は全部金賞、銅賞はありませんでした。以下かいつまんでの感想をいくつか。

川崎市立千代ヶ丘小学校
同時開催された小学生バンドフェスティバル(BF)唯一の出場校。座奏での出場でした。同BFの規定を読むと別にマーチングでなくてはいけないとは書いておらず、かなり自由度のあるものになっている。座奏だと吹奏楽コンクールに小学生の部が有るのだけれどBFはハードルが低いのかな。小学生らしく演奏開始前におふざけしていたパーカスの子も演奏開始とともに真剣に取り組んでいました。金賞と東関東大会への切符、朝日新聞社賞を貰っていましたよ。

小田原市立泉中学校
まずは全国大会へは行けないけど何でもありのB部門から始まります。明日にかける橋というタイトルでS&Gのナンバーをうまく表現していました。マニューバリングに乱れがあったがベルアップしての音圧は高かったですよ。残念ながら銀賞でしたが金賞までいま一歩だったと思います。

小田原市立城北中学校
マイケルジャクソンのナンバーとダンスで盛り上げてくれました。前半のスリラー、後半のダニーボーイはしっとりと決まってましたよ。マーチングチューバの子がちょっとダンスを間違えてしまったけど総合力で金賞、東関東大会へ。

県立湘南台高校
言わずと知れた日本マーチングバンド協会(M協)でのリーグ実力校です。今回も130人を超える編成にピット楽器やカラーガードなども盛り盛りでM協の大編成は当会場が圧倒的に手狭に感じるレベル。ただ当然ながら吹連マーチングの本流からは一線を隔しています。
頭数が多いので音圧が高いのはもちろんですがともかく動きが速い。それも正確にポイントするのだからすごいこと。ただその速さが災いしてかマーチングチューバのひとりがコケて連鎖的に後ろふたりもつまずいてしまった。でもそんなことは意にも介さずにしっかりと演技演奏を続けられるのは立派。もちろん金賞で東関東大会へ。登場してから3年連続の朝日新聞社賞も貰っていました。

法政大学第二高等学校
座奏では実力の法政二高ですが吹連のマーチングではコンテスト初出場。列の乱れがちょっと気になったけどテナーサックスとトランペットのソロは座奏譲りのすばらしさ。初出場ながら金賞・東関東大会へ進みました。

東海大学付属相模高等学校中等部
ここから先の出場校はA部門となり規定をこなすことを求められ全国へとつながります。40名余りをミニスカドラムメジャーがリードし、やはりこれが吹連マーチングの本流だなと感じさせます。マニューバリングは堅く収めていました。メジャーバトンを一瞬落としましたが県大会ではそんなミスは気にすることはありません。兄貴分の高校と一緒に金賞・東関東大会へ。

向上高等学校
2019年に吹連マーチングB部門に突如として登場した湘南台高校を意識してか昨年から規定ありのA部門にシフトしました。B部門当時、同校のカラーガードとの一体感はなかなかのものでしたがカラーガードを無くしてもA部門をこなそうとするその姿勢はすばらしい。以前と同様のアグレッシブな演奏演技で金賞・東関東大会へ。

東海大学相模高等学校
80人フル編成で8名のシンバル隊も花を添えます。今年は列に乱れも無くポイントは正確、TOKAIの人文字もきれいに決めた。金管の演奏は良く響きトランペットが良かったですね。ドラムメジャーのステップやバトンさばきが独特で高評価。やっぱり本県では東海大相模だなと思わせる演奏演技でした。もちろん金賞・東関東大会へ。7度目の朝日新聞社賞受賞は賞が創設されて以来の連続です。

大西学園中高等学校
大会のトリを務めるのはこの学校。今年はちょっと少なくて今大会最小編成の18名をドラムメジャーが引っ張ります。今年はシングのステップを戻してきました。いいんです、君たちはその路線が君たちらしさ。人数が少ないとごまかしが効きませんが座奏譲りの正確な演奏と18名とは思えない音圧で奏でていましたよ。
大西学園はフィールド演奏ではいろいろな芸をからめて演奏をしてくれるのが伝統。なんと彼らはこのコンテストでフラフープを腰で回してくれた。これには驚いたけど別に規定にはフラフープをしながら演奏してはいかんとは書いていない。これも大会理念に沿った手具の一種と認められるのでしょうね。金賞・東関東大会へ。ぜひ次の東関東ではフラフープ旋風を巻き起こしてほしいですね。

***********************

3年ぶりにすばらしい演奏演技を見させていただきました。他県では京都府のようにコンテストの観客を関係者に限定し一般にチケットを販売しないことを決めたところもある。英断を下した神奈川県吹奏楽連盟に感謝。
前回の2019年には湘南台高に圧倒されましたが今年は東海大相模高の完成度の高さが深く印象に残りました。東関東大会までにさらに磨きをかけ、ぜひ常勝千葉県勢に風穴を開けてもらいたいものです。
代表となった各校のさらなる活躍に期待します。
 

« 吉田の火祭り 2022 | トップページ | 山の棒ラーメン買うなら »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 吉田の火祭り 2022 | トップページ | 山の棒ラーメン買うなら »