トレーニングで塔ノ岳
今年の秋のメインイベントは黒部峡谷にある下の廊下/水平歩道の完歩に据えています。黒部ダムからテントを張る阿曽原温泉小屋までの19Kmをまずは歩かなければならない。アップダウンはさほどでもないそうだがともかく長い。電力開発のために作った崖っぷちの登山道。基礎体力をがっちり付けておかねば救助隊のお世話に・・・っていうか帰らぬ人となってしまう。というわけでまだ死にたくないので地元丹沢へとトレーニングに出掛けました。
丹沢で長丁場で忍耐の必要な登山道と言えば神奈川県の一番人気、塔ノ岳へ登る大倉尾根が有名。眺望も少ない一本調子の登りが標高差1200mに渡って続く。さらに塔ノ岳から表尾根を経由し三ノ塔から踏み出しの大倉へ戻れば延長17Kmに及ぶ長丁場になる。19Kmにはちと足らないが標高差の負荷でカバーしませう。
始点の大倉から踏み出します。踏み出しの感じはいいのですがね。
バカ尾根とも呼ばれる大倉尾根登山道はほんとに修行みたいな感もある。もくもくと景色も無い尾根を登っていく。ところどころ木階段を置いてくれて足元は悪くないのだけれどこれも延々と続く。ヒルが出ないだけ上等か。
途中富士山がちらりと見えましたが雲が涌いていていまひとつ。山頂に期待します。
三時間の修行の後に山頂へ。う~ん富士山の雲は切れないなぁ。空はもう秋空ですね。
今回はトレーニングが目的なのでご飯もほどほどに先を目指します。距離は下山の方が長いんですよね。
塔ノ岳からこれから歩く表尾根が見えます。こちらはそこそこのアップダウンのある尾根歩き。これがけっこう堪えます。
途中書策小屋の跡地を通ります。今は廃道となった書策新道の始点です。私の好きなバリエーションルートなのですが今は無管理状態で荒れているのはまだしも、暖かい時期はヤマビルの巣窟となっていてちと通りにくいところ。
三ノ塔を過ぎ表尾根を離れて大倉へ下ります。ここから終点までまだ6.9Kmもある。
分岐箇所は木道が整備されていますがすぐ先からまぁ荒れていること。杉の木の根っこが非常に歩きにくい。トレーニングだから贅沢は言えませんが。牛首からは登山道と林道が平行していてどちらかを選択することになります。スマホで地形図を読むと登山道はいったん登って小ピークから下りに入るが林道は一本調子で下りになる。かったるいので林道を行きます。楽な手段を見つけるのもトレーニングです、はい。
水無川に掛かる吊り橋までくればゴールの大倉は目の前。なかなかの長丁場でした。17Kmを登り降りしてふくらはぎに疲労が蓄積しているのがよく分かります。もうちょっと体力に余裕が欲しいところ。こりゃジム通いしてトレッドミル乗りまくりしなきゃいけないかも。
体がまだまだだということは分かりました。10月半ばのその日に向けて体力を作って行きます。
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