LEDバルブを改造する
点灯試験をしたものの暗くて熱くて使用を断念したLEDバルブ。なんとかならんもんかといじくってみました。
暗い原因はクロームメッキされたガラスカバーじゃなかろうか、また熱いのはこのカバーでLEDの排熱が阻害されているからかもと単純に推測。凝った作りのバルブなのでこのままお蔵入りするのもどうかと思い、カバーを撤去して試験してみることにしました。
精密ドライバーでこつこつ叩いてガラスカバーを取り外します。前回は破壊して中身を確認しましたが今回はバルブを生かさなければならないので慎重に行います。安定化電源を繋いでガラス無しでテスト。上の画像のように無茶苦茶明るいです。やはりカバーで輝度がスポイルされていたのですね。
13Vをくれてやると1.7Aほどの電流が流れ22Wを消費しています。こりゃ熱くなるわけです。T20白熱電球の定格は21WですからこのLEDの方が電気食いですね。白熱より消費電力が大きいのですからハイフラの心配は無さそう。ただし・・・爆熱は少し温度が下がったかなという程度でした。
なんだか様子がおかしい。連続点灯1分くらいでアルミヒートシンクに張り付けてあったLEDチップのシートが熱で剥がれてきた。ガラスカバーがあればこんなこともないのでしょうが、この状態では使用に無理があるということだけは分かりました。やっぱだめっすね。
4個セットで残った2個のバルブはお蔵入りです。この手のバルブはECサイトやヤフオクなどのオークションサイトなどで安価に売られていますが、外見デザインが一緒なものは中身も同じものかと推察されます。多くの方は購入して即座に車両に装着して点灯されるケースが多いと思います。でもこの商品はどう見ても危ない感じがする。皆さまもご注意下さいね。
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