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2022年11月10日 (木)

XV異音対策 総集編 (実施)その2

Enginroom
続いて固有の問題です
  
原因さえ分かれば・・・

さて私のXV e-boxer が載った車両(GTE型)に特化した形になりますがいくつかの例を上げてみます。ちなみにエンジンルームの中には手で揺らすとガタガタする箇所が上記のように有りました。養生テープで仮固定して試しましたが結局これらは車内で聞こえる音の原因としては全て無罪。唯一開けたボンネットを支えるつっかえ棒(ボンネットステー)のクランプが悪さをしていました。

この車の水平対向エンジンはショートストロークのくせに低速トルクが潤沢で1000rpmで40~50Km/hくらいでも平気で走ってしまう。たださすがにアイドリングに毛が生えた程度のエンジン回転数だとノックセンサーがいい仕事をしても少しだけエンジン振動が増えるんですな。その振動数とボンネットステーの棒がシンクロしてステークランプの遊びの分だけ震えて、振動がカタカタというノッキングの子分みたいな不快な音となりフロントから聞こえてくるんです。この共振するエンジン回転数(1000から1200rpm)以外ではまったく現象が出ないので判断がしやすかったです。

Clump2

画像⑧はステーのクランプをタイラップで固定してしまったの図です。これによって不快な振動音は消えましたがボンネットのつっかえ棒が使えなくなってしまいますね。私はボンネットダンパーを組んであるのでこの棒は使わないため問題なし。俺の車にはそんな洒落たものは付いておらんという方は太目の輪ゴムやマジックテープなどでもいけるかも。ボンネットを開け閉めする時には片手でボンネットを持ち片手でステーを操作しないといけませんからね。もしクランプが緩くて替えるのなら以下の部品番号で買えます。

クランプ 部品コード 57255 部品番号 57255AG000

お値段は税抜き160円とお手頃価格。スバルの純正部品は安くてほんとに助かります。ただし私も替えてみましたが新品でもやっぱりクランプ掴み具合は少しばかり緩かったです。ボンネットダンパーを付けているのならステーは不要なので取っ払ってしまうってのも手段としては有り。取り外しはクランプとは反対側のグロメット基部から簡単に外せます。
(後記:結局外してしまい棒が無くなってエンジンルーム内がさっぱりしました)

エンジンルームとキャビンの間は遮音されているので、エンジンルームの中で多少ガタガタ鳴っても大勢に影響は無いはずですが、この現象はけっこう耳に付きました。低回転域のノッキングと間違えやすいですが、モノホンのノッキングと異なりほぼ音だけの問題なので切り分けが楽だったのは幸いでした。

ただこれだけでは収まらず未舗装林道など不整地を走行していて連続した振動が加わると運転席前方からカタカタと思いついたように別の音が出る原因は意外に目の前にありました。

Furedome1

運転席の床に仰向けになってステアリングシャフト近辺を覗き込みます。画像⑥は運転席足元用の空調ダクトをタイラップで振れ止め細工をしたものです。この部分は構造的に固定方法が片持ちのために甘く、ブラブラぐらぐらの状態でした。タイラップは見た目は良くないですが普段は目に付かない部分なので実利優先で。タイラップは後々緩むので追加で締められるように掴みシロを余分に残してあります。

Airintake

画像④を見て下さい。リアカーゴルームから出てくるカタカタ音の音源を探してリチウムイオンバッテリーまで露出させたところ、バッテリーを冷却するエアインテークダクトの継手部が外れてぶらぶらになっているのを見つけました。こりゃ音も出ますわ。なんで抜けていたのかは不明ですがしっかり差し込み直して念のために粘着シートで抜け止めをし、シャーシーに接触するところにはスポンジシートを敷いて振れた時にも音が出ないようにしました。

Missing

画像⑤は燃料タンクのアンダーカバーのプラリベット欠落状況です。床下から稀にゴツゴツと叩く音がするので腹下へ潜り込んでみて見つけました。SUVは車高が高いのでリフトアップしなくても下回りがそこそこ見られるので助かります。カバーに擦過痕や打痕などは無かったので振動で抜けたのでしょう。さすがにこれは販売元にクレームを上げても良い事例だと思いますが、手持ちのバンパー用プラリベットが合ったので即座に手直ししました。アンダーカバーが落ちたりすると厄介なことになりますからね。林道走行で車を酷使したのがまずかったか・・・

Eyesite_cover1

画像⑦はアイサイトカバーの裏面です。アイサイトカバーからのカタコト音はスバル車の持病みたいなところもありましたが、今の車ではだいぶ対策が為されているようです。アイサイト部からの音を対策するためには以下の3つが有効です。

カバーが当たるウィンドガラス面にクッションを挟む
当たらないようにカバーを削る
カバーが振動しないように固定する

いちばんスマートなのは3つめでしょうね。カバー先端部には画像のようなツメがあります。この爪に不織紙テープなどを巻いて差し込みをきつくして遊びを無くしてやるのです。アイサイトカバーからの音はスバルディーラーでも周知しているため面倒ならばサービス対応もしてくれるようですよ。

ダッシュボード左サイドからの音はグローブボックスのダンパーが遊んでおりました。この記事を参照して下さい。これについてはフェルトワッシャーを可動部のシャフトに挟んであげて、遊びをほんの少し殺してあげることで解決。これは簡単でした。

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以上の対策を行い私の車は格段に静かになりました。気になった時にこつこつと気長にやっているために、対策はなにやかやと時間が掛かります。でも過去の所有車では異音を全部つぶすのにそれぞれ初回車検時期くらいまで掛かっていたのに、この車は2年で完了しました。品質的に問題が少なかったか私が少しばかり経験値を積んだかな。

私は登山の足としてこの車を重宝していますので登山口へ至る未舗装不整地林道などをよく利用するため、街乗りの人よりこの種の症状が出やすい使用環境にあるのかもしれません。でも対策後にガタゴト道へ入ってももう同じ症状は出ないので、やはり車両には弱いところというのはあったのかなという印象。車は走ってなんぼのもの。せっかくのSUVですから用途を選ばずそれっぽく使いたいところです。

まぁこんなことも趣味的にやっていますが、そうでなければ車屋さんにクレームをぶつけて面倒くさい客だと思われることでしょうねぇ。
なんだか気になる音が聞こえるみたいなことは車種にかかわらずケースとしてけっこうあるのではと思います。かのレクサスでもあるそうですから等しく可能性はありそうです。気にするか気にしないかの選択から始めて、やっぱり気になるというのなら手当してあげるのが精神衛生上よろしいかと。

全て自前でとは申しません。新車でしたら3年間の一般保証が付いていますので安全に係る問題は販売元へ依頼するのが筋です。DIYでの対策は音などの感性に関わる部分を主に対象とすべきなのは言うまでもありません。

以上ご参考まで。

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