箱根駅伝 2023
箱根駅伝復路8区を見に行ってきました。昨年一昨年と沿道応援自粛が求められ、一昨年は自動車に乗りながら反対車線から応援なんていうイレギュラーなことをやっていましたが昨年はさすがにその気になれずお家で観戦。今年は規制が解けたので大手を振って沿道へ出掛けました。
今年は嬉しいことがあった。私事で恐縮ですが我が母校の選手が関東学生連合の選抜チームで1名出場した。学校そのものはかれこれ20年近く本選出場から遠ざかっていたのでOP参加のチームだといっても素朴に嬉しい。沿道で彼を直接応援することは出来なかったのは残念の極み。TVにかじりついていたとしても学生連合の選手が映るのはタスキの受け渡しの時ぐらい。でもその際にアナウンサーが母校名を連呼してくれるのには無性に感激しました。箱根駅伝は来年の100回大会に関東学連加盟校だけの参加から全国区へと拡大する。来年母校が本選へ出場できるチャンスはさらに遠のいたと言える。今大会で母校の名前を聞けたのは自分にとっては幸運以外のなにものでもなかったわけであります。
しかし1区学生連合の新田選手には驚いた。1区先頭集団から飛び出し、集団を長く率いて最後は抜かれたもののトップと15秒差の三位で2区へタスキを渡すというサプライズ。本来学連の選抜チームとは1万メートルの個人成績上位選手に箱根へ個人的に出る機会を与えましょうというもので、もちろん個人でも公式記録は残らずチームが勝ってもだれもほめてくれない。万が一にでも無理をして途中棄権にでもなったらチーム内の後続全選手に対して箱根駅伝出場の機会を奪ってしまうことになり重大なことになる。仮に1区でこれをやってしまったら10人全滅ですな。なので学連のチームはタスキをつなぐことに専念するのが普通です。でも中にはこんな尖った選手がいるからまた面白い。だから箱根は見ていて楽しいのですな。
さてわたくしは復路は沿道に立つことができたので8区の選手全員にエールを送ります。
朝の湘南海岸は富士山がきれいでした。どうせなら富士山をバックに走る選手を撮りたいなと思いロケハンしながらコースとなる国道134号線を走って茅ヶ崎で良さげなところを見つけました。
脚立をセットしてここならよかんべと選手を待っていると富士山の被るように高所作業車のブームがするすると伸びてきた。放送撮影用なのでしょうがこれは想定外。でも選手が走ってくる頃には富士山に雲が掛かってしまいどうでもよくなってしまったのですがね。
携帯ラジオで実況を聞きながら選手を待ちます。8区をトップで走り抜けるのは総合優勝を飾った駒澤大。トップに敬意を表して動画を撮ってみました。
時速20Kmほどの速度で走り抜けていきます。しっかりと先を見据えた走りですね。結局駒澤大は日本三大学生駅伝を制し、選手ゴール後に大八木監督の勇退も明らかにされました。監督車から発するあのゲキは、選手を鼓舞し実力以上の力を発揮させるにはこうするのだという見本を示してくれていましたね。それとて強い絆が監督・選手間に有ったが故のことでしょう。おまえ男だろという大八木監督の叫びは走る駒大選手の心に強く響いたのは想像に難くないです。
中央大も総合二位を飾りました。青山、駒澤、東洋の3強ばかりではなく伝統校のダークホースにもがんばって盛り上げてもらいたいですね。
8区の6位集団です。やはり青山学院大はタダでは終わりませんでした。9区ではまとめて5人のごぼう抜きを見せて総合3位でフィニッシュしましたが原監督は不満のご様子。彼の目指すところはもっと高いところにあると推測。
よく見れば皆似たようなグリーンカラーのシューズを履いています。数年前にナイキの厚底シューズがブームになりましたが靴も進化してトレンドがあるのでしょうね。
立教大が激しいつばぜり合いを演じておりました。全編を通して放送のアナウンサーが江戸紫のカラーが戻ってきたと伝えていましたが、わたくし的に江戸紫と言えばこれだったりするのだけれど、このような久しぶりの出場校びいきみたいなものは聞いていてほほえましいものです。
来年には全国区となる箱根駅伝ではどんな顔ぶれでどんなストーリーが刻まれるのでしょうか。101回大会以降にどうなるのかはまだ決まっていないようですが、一度広げてしまった門戸をまた狭めるのも難しいでしょうね。1年後を楽しみに待ちたいと思います。
« 謹賀新年 2023 | トップページ | パワーアップしたゴジラ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 山の産業用モノレール(2023.03.15)
- 電池交換で得点稼ぎ(2023.03.09)
- 770円の電動ドライバー(2023.02.27)
- カワウもいるさくらまつり(2023.02.25)
- 河津桜と梅(2023.02.19)
コメント