« チャンプもいる塔ノ岳 | トップページ | ELM327で車両診断する (電源改造含む) »

2023年3月15日 (水)

山の産業用モノレール

Monorail1
間近で見たのは初めて
  
なかなか興味深い対象です

先日の塔ノ岳登山の際に長尾尾根の頂部付近で見たものです。山でモノレールのレールだけは目にすることがありますが実際の産業用モノレール車両をつぶさに見たのは初めての経験。どうも登山道整備の方々が登るのに使っているようで、乗ってきた皆さんはお仕事へ散っているのか車両がぽつねんと残っておりました。そんな訳でまじまじと拝見できましたよ。

Operator-sheat

運転席と機関部です。シンプルですねぇ、操作部は前進後退の切り替えくらいしか見当たらない。鉛バッテリーも積んでいてセルモーターで始動できるため私でも運転できそうです。調べてみるとちぐさ技研さんという会社の製品でスペックによると251cc、8PSのエンジンを積んで速度は毎分46m(時速2.76Km)。人がゆっくり歩くくらいの速度ですね。でも最大傾斜角の45度でもぐいぐいと登ってしまうという力持ち。45度といったら体を支えるのも大変なくらいな急角度ですよね。

さてこのモノレール、運転するのにどんな免許が要るのかというとなんと法的には無免許でOKなのだそうです。5人まで乗客を乗せることができる乗り合い車両なんですがね。
モノレール工業協会が出す資格としてはモノレール技士とかモノレール取扱主任者などというものがあるのだがあくまで民間資格。法的には免許制度は存在しないらしい。こりゃ運転してみたいですねぇ。

Green-car

座布団付きのグリーン車が1両連結されています。これは親方がお座りになる席ですね。このモノレール、転回する機能は無いようで行きはいいのだが帰りは後ろ向きに走ることになる。帰りは気持ちよくなさそうです。

長尾尾根界隈の登山道は作業の方々のおかげもあって大変きれいに整備されておりました。ありがたいことです。これからもモノレールは日々作業をされる方々の強い味方となってくれることでしょう。

« チャンプもいる塔ノ岳 | トップページ | ELM327で車両診断する (電源改造含む) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« チャンプもいる塔ノ岳 | トップページ | ELM327で車両診断する (電源改造含む) »