千と千尋の神隠し イメージを探しに
スタジオジブリのアニメーション 千と千尋の神隠し はジブリらしい夢のあるお話でしたね。2001年の映画封切りからもう20年以上が経っていますが未だに多くの人たちの記憶に残っていることでしょう。このアニメの舞台となった湯屋のモデルはどこだったのかと過去話題になりました。銀山温泉、道後温泉、伊香保温泉等々がルーツだとの主張もありましたが、ジブリや宮崎監督がそこだと言っているわけでもなく皆好き勝手に言っているだけのこと。でもイメージを膨らませるのはいいことですよね。
カミさんのリクエストを貰って群馬県は四万(しま)温泉の一角にある積善館というお宿を訪ねました。古風な建物と赤い欄干の橋がそれっぽいと言われているところです。このお宿は泊まると高そうなので見るだけですが・・・
予習として事前にアニメを見直してきたのですが、それに描かれていたかのような群馬県指定重要文化財の建物がいい味出しています。
ちなみにジブリ公式で常識の範囲で自由に使っていいよと公開されている画像の中に以下のものがありました。
感動のラストシーンですね。最近の聖地巡礼がブームとなっているアニメーションでは実際の撮影静止画像からアニメを起こす場合も多く写実感が強いのですが、宮崎アニメはそんな世界などどこ吹く風の情景描写です。いいんです細かいところが似ていなくても。イメージですから。
この四万温泉は比較的至近にある草津温泉に押されてかなりひなびた雰囲気がありますが、静かに湯治するお客さんにはいい環境のように見えます。積善館の前には以前は賑やかであったであろう旧歓楽街や無料の外湯などがありノスタルジーを感じさせます。
湯治場として栄えた頃の雰囲気はすでにありませんがこれも今どきの温泉地の一風景です。ちなみに同アニメでは湯屋前の歓楽街はこんな感じで描かれていました。
怪しげでもこのくらいの華やかさが欲しいところ。コロナ禍も終息に向かい先日インバウンドの方々にも旅行の門戸が開放されました。でも四万温泉のようなローカル温泉地には外国の方々は訪れないでしょうね。日本人ならではの風情なんてのもあるのかなとちと感じてしまいました。
WBCで大いに盛り上がり眠っていたナショナリズムをたたき起こされました。日本人のこころと感性を大切に・・・
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