ドコモ5Gの落とし穴
なんだか5Gらしくない
色々訳が有りそうです
一昨年に清水の舞台から飛び降りる覚悟で入手した5G対応スマホ。ブートローダーをアンロックして好きなように中身を書き換えながら、その後にキャリア契約を5G対応の本家ahamoに替えて悦に入っておりました。私の行動範囲ではお山以外はほぼ5G表示がアンテナピクトに表示されている状態だったので単細胞の私はちゃんと5Gで繋がっているものとなんの疑いもなく信じ込んでおりました。
5Gとはいえどんなバンドを掴んでいるのかなとNewRadioSupporterという接続確認アプリを入れて調べてみた。するとあちこちへスマホを持っていって調べてみてもほとんどが以下のような結果になったのです。
この辺の理屈は専門のHPに譲るとして要はNSAタイプを主流とするドコモの5Gシステムにおいて5Gでの接続可能性があるアンカーバンドの圏内に入ったら5G表示はするがその実は4Gのままなのだよということらしい。
でもそれでは表示詐欺みたいなものだと言われそう。そこで国内キャリア4社の申し合わせでは、アンカーバンド圏内で5G接続が確立せず4Gでデータ通信を始めたならば5Gの表示は4G (LTE)に切り替わるようにしましょうという約束事があるのだそうだ。キャリアが販売するスマホはそんな仕様を持っているのでしょうね。
私の中華スマホはeuROMというヨーロッパ向けのカスタムROMを焼いてある。結果国内キャリア各社の申し合わせなどどこ吹く風で前出の条件下でもずっと5G表示のままを維持するということも分かった。なんちゃって5Gですな。
ドコモのエリアマップを見ると広大な5Gエリアが記載されております。私の住まい周辺もしれっと5Gエリアになっているけど接続確認アプリで見る限りお家近所の内外ではまったく5Gは拾わない。こうなるとこの端末(ドコモの5G n78, n79にハードでは対応)でほんとに5Gは繋がるのかと不安になってしまいますな。
所用で市役所近辺の繁華街まで出かけて初めて5Gを拾いました。
ドコモの主力5G周波数であるn79を拾ってちょいとばかり感激。4Gも合わせて掴んでいることからNSA(ノンスタンドアロン)にて繋がっていたようです。でも接続はほんとに不安定で直ぐに切れて4Gへハンドオーバーしてしまう。都会へ出ればまた違うのでしょうがこれが地方都市におけるドコモ5Gの現状であると理解しました。
ドコモの主力4G周波数であるバンド1が2.1GHz、バンド3が1.7GHz、バンド19が800MHz。対する5Gのn79は4.5GHzと高い。電界強度や電波の直進性は推して知るべしで移動通信には向かないため自動車での走行中などでも5Gはまったく役に立たない。ミリ波と呼ばれる28GHz n257に至ってはドコモショップの店内のみがサービスエリアという情けない状況でもある。
これが世でありがたがられている5Gの現状なのでしょうね。こんなに極めて限られたピンポイント的エリアでしか繋がらない5Gより、山間部ではまだ残っているという3Gが使えた方がよっぽどマシ。ahamoは5Gとトレードオフで3Gが非対応となっている。今はお手頃価格なNVMOでも良い選択肢が増えてきていますよね。
という訳で新たな電波委託先を探すべく誠意検討中であります。
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