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2023年5月15日 (月)

百名山ハーフと小屋代値上がり

Yamanobori1
なんだか情けない話
  
思い込みは禁物です

中年の域から始めた山登りですが、前向きに始めて以降やみくもに登るのもどうかと思い世間に知られた百名山をひとつの指標にして続けてきました。百名山といっても人気投票で決めた訳でもなく深田久弥が勝手に集めた百のお山に過ぎない。そればかりが登って楽しい名山であるというわけではないのは勿論のこと。でも人生に目標が必要なように山登りにも安易な目標でもあればモチベーションが保てるというものです。とは言うものの死ぬまでに百は到底無理。そこでわたくし的には百名山ハーフ達成をささやかな目標としながら登山を楽しんでおりました。

100list

そんな志を立ててからというもの百名山に登った際にはどこぞのページから貰って来た紙リストに〇を付けてカウントしていた訳ですが2019年に那須岳に登ってめでたく50座の目標達成。でも最近気が付いたのですがアナログ感丸出しのこの確認方法に誤りがありました。

Nasu

落ち着いて数え直してみるとなんと50座目だと思っていた2019年に登った那須岳は51座目だったことが判明。記念すべき50座目はその前に登っていた新潟の妙高山だったというお粗末の巻。

Myoukou

まぁ私事ですし天地がひっくり返るようなことでもありませんが修正51座目の那須岳からすでに4年を経過しても新たな百名山を踏んでいない。コロナ禍もあったし自分なりの達成感があったこともありますが正直言って関東南部から気軽に行ける百名山は行き尽くした感もある。近隣で残っているのは南アルプスの南部や北アルプスの深部など山中二泊以上掛けないと行けないようなお山ばかり。百名山成就の道は半分を過ぎると急にきつくなると聞きますがまさにそのとおりだと思いますね。

そんな中、今シーズン北アルプス白馬の山小屋はまたもや値上がりのラッシュとなりました。小屋が一泊二食で15000円~16000円、テント1張り1名4000円になるという。小屋はコロナ禍前と比べて5割増し、テント泊に至っては4倍にもなる。皆さんのお給料はこんなに上がっていますか?このご時世小屋も経営が大変なのは分かるけど地面をお借りするテント泊でこのお値段は厳しい。今後山登りも金と暇が潤沢にある高齢者や富裕層、海外からのインバウンドの遊びになってしまうのかもしれません。私の52座目も無茶苦茶遠そうです。

それでも登りたいのがお山なんですよね。小屋代は高いからテント泊で・・・っていう論理は通用しにくくなりました。お金の掛からない山行を考えます。

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登山」カテゴリの記事

コメント

百名山コンプリートの人に山でお会いして話を伺うと、300万円ほどかかった。という人が3人中3人でした。みなさん70代で5〜10年掛けたそうです。コンプリートする人というのはずいぶん几帳面かつ計画性のある人らしいです。中には糖尿病予防のための人もいました、完治したそうです。
登山道整備の費用捻出のため、と言われれば天泊4000円も納得するしかありませんが、この価格ならばせめて水は無料にして欲しいですね。

クラウドさん、こんにちは。
百名山を完歩するのに300万円ですか。私の場合は50座だから150万掛かったかというと近隣だったのでもっとお安く上がっていると思います。でもそんな話を聞くと半分でいくら位掛かったんだろうかと我ながら気になりますね。全山踏破だと北は利尻島の利尻岳から南は屋久島の西ノ浦岳まで全国へくまなく飛ぶわけですから足代宿代含めて300万はさもありなんという数字です。
皆さん10年くらいで達成されているのですね。私は2008年に富士山に登ってからキャリアをスタートさせて15年。まぁハーフが現実的なところです。几帳面や計画的などとは縁遠い私にはそもそも百は不可能なことなのでしょうね。

クラウドさんと私は5歳くらいの差ですが大先輩に追い付こうと今まで無理してきた感じもありました。まぁこれからは登りたい山に登りたいです。百名山でなくても北アルプスの燕岳や皇海山の横の鋸山など、なんで名山に名を連ねないのかと感じた良いお山もありました。クラウドさんも女蜂山が百名山にふさわしいお山だと過去言われていましたよね。名山とは登山者の心の内にあるものかもしれません。

昨今の小屋代やテン泊代の値上がりには痺れるものがあります。特にテント泊はコロナの関係で小屋泊が敬遠されたこともあって需要と供給のバランス的に大幅値上げのターゲットにならざるを得なかったというところでしょうか。
ただ4000円はどうかと思います。学生さんたちの縦走でテン泊とかがコスト的にとっても大変になりそうです。若い人たちが敬遠するようになってしまったらそれこそ日本登山界の未来は暗いです。お山が高齢者と外人ばかりになってしまうなんてのは想像したくありませんです。

諸物価高騰の折に小屋泊やテン場の値上げは仕方ないと思いますが、せめて所得の増加分+アルファ―くらいで収まってもらいたいものだと切に思います。

天泊料金のぼったくり価格(利用者の立場から)は白馬周辺だけなのでしょうか。他の場所ではもっと安いらしいです。ということは山小屋が強気なのかあるいは、ぼったくり、なのか。
リフト利用の懐中に余裕ある中高年を狙い撃ちなのか。テント場が国有地であれば役所からの指導もあっていいはずだし。どうなることやら。人気のない山なら実質タダで泊まれる所もあるし、ルートから少し外れてハンモックをで隠れて寝る人も出るかな。
去年の秋🍂に知合いが涸沢ヒュッテに行って来ました。年金組の夫婦です。なんと4泊。
電話を掛けまくったそうです。1日でも予約が取れなければ全部の予約をキャンセルしなけれならず朝からがんばったそうですが、感心するばかりでした。普通の家族旅行でも昼飯の場所まで決めて行くそうなのです。山登りにそんな能力が必要だとは思いませんでした。

クラウドさん、
15000円以上の山小屋泊代と4000円のテン泊代はおっしゃる通り白馬界隈のようです。昨年登った白馬鑓の小屋は温泉付きでテント泊4000円だったのですが今年は5500円になりました。露天風呂に入れるとは言えさすがにこれはテント泊では考えてしまうお値段です。

需要の高い人気の北アルプスだからこそ強気でできることなのかもしれません。他の山域ではもう少し安くなっていますがそれでもテン泊代の値上がりはすさまじいです。
コロナ禍前は何処もテン場は一泊数百円ってところでしたものね。時節柄値上げは理解できるものの世間の水準からはちと離れた特殊なものに映ります。これだけ高いとほんとに登山道を外れて人知れずツェルトなんかを張る輩が出て来そうです。

涸沢ヒュッテに4泊だなんてすばらしい。私は涸沢はテントしか経験がありませんが万年雪を渡る涼風や満天の星など俗世間から離れるにはもってこいの場所ですよね。お水も美味かった。お知り合いのご夫婦も楽しまれたことでしょう。

長期の山行では計画性も大切なのでしょうね。山小屋もテン場も予約なんぞ不要の時代はすでに去り、計画しないと何事もうまくは進まないのが今の世なのでしょう。私がよくやる思い付きやひらめきではお山も登りにくい時代になってしまいました。

書き方が悪かったようです。上高地1泊、槍が沢?1泊、ヒュッテ1泊、奥沢小屋?1泊ということでした。流石に元エリートサラリーマンの旅行だと感じました。奥さんは足が悪いはずだったはずなのに、昔ワンゲル部だった旦那が退職したら旅行に付き合わされ、いつの間にか人並みに歩けるようになったようです。
元気な人は周りも健康にしますね。

クラウドさん、
すいません文意を理解しておりませんでした。上高地から槍沢ロッジ、涸沢ヒュッテ、そのあと徳沢ロッジに繋げたのかな。そのルートを付き合うお知り合いの奥様も立派です。ご夫婦揃ってたいしたものだと思います。

私は山では山中2泊が限度です。テン泊なので3泊以上の食い物を背負っていくことが出来ない意気地なしが故ですが体力的にも長期縦走は自信が無かったりします。カミさんに至っては日帰りでも怪しいです。
クラウドさんもご夫婦で山歩きを楽しまれて下さい。女蜂山はそろそろいい季節に入りそうですね。

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