« ハイセンスなソレイユの丘 | トップページ | キマダラヒカゲ »

2023年6月10日 (土)

XV スタビライザーリンク交換

Linkexist

結局交換しました

余分な手間も加わりましたが

先月にスタビライザーブッシュを交換してガタガタ音もほぼ無くなり調子よくなったなと思ってはいましたが、まだ特定の条件下での発生が残っていました。通常スタビライザー系の修理ではブッシュとリンクの同時交換が普通らしい。まぁコストを睨んで前回は安い方を手当しましたが、効果があった半面完全と言う訳には行きませんでした。
ここまで来たなら死なばもろとも。フロント側のスタビリンクも交換して一応の完了を目指します。

Parts

まずはパーツの入手から。純正品のスタビリンクは左右2本で税込み小1万円ってところ。整備工場などでご用達である三恵工業製の社外互換品では6千円でお釣りがくる。ここはこだわりが無いので安い方で行く。実はこの互換品は純正以上に優れモノであることを後に知ることになるのですが・・・

Juckup

梅雨の雨が上がった週末、車両をジャッキアップして作業に掛かります。本来ならリフトするかフロアジャッキで上げてウマでも掛けた上で仕事をするべきですが片輪を持ち上げでいきます。さらにロアアーム下にもう一丁ジャッキを掛けてサスペンションストラットを縮めます。片輪上げの場合、こうしないとスタビリンクに応力が掛かってしまいボルト部がスタビライザーロッドやストラットの受け穴から抜けないのですよ。
リンクの組付けはボールジョイント部2か所にナット止めしてあるだけです。浸透性スプレーを掛けた後に共回り防止のためにボルト部先端にある六角部に5mmの六角レンチを入れて17のメガネでナットを外します。錆びていて硬いがなんとか取れました。

Links

新旧並べてみます。見た目は一緒ですが互換品はネジの基部が少し違いますね。取り外し品のボールジョイント部はスタビロッド側がけっこうゆるゆるでした。ロッドの回転動作のためボールジョイント部のストレスはロッド側接続部の方が大きいのが理由と思われます。

Finished_20230610113601 Torque

さくっと交換してナットに38Nmの指定トルクを掛ければ完了です。さて反対側もこの調子で・・・ってところで問題発生。

Cut_20230610113701

ボルトを緩ませる際に錆が噛み込んでしまったようでナットが無茶苦茶硬くなってしまった。回り止めの六角差し込み部は浅く、気を付けて回してはいたのだけれど六角部をなめてしまった。大型プライヤーなどで掴みながら回そうにも硬くてダメ。結局金切りノコで切断するはめになりました。一ヶ所とはいええらい手間と時間のロスです。

Tukami

純正品と社外互換品を見比べると互換品はネジ基部に四角のフランジが付いている。ここは取り外しのときに六角穴が使えなくなってしまった際にレンチで押さえて共回り止めに使えるようになっている。さすが三恵工業。

初回の車検もまだなのに純正スタビリンクのボルト/ナットは画像の通り錆びて固着していました。ご自身で交換用スタビリンクを用意される場合は純正品を避けた方がよろしいかも。私は今回走行約5万Kmで交換したので次の交換は10万Km時になるでしょうがこんな苦労はしないで済ませたいところ。整備工場でしたらこんな場合でもリフトして電気サンダー(ディスクグラインダー)でカットしてしまうっていう手もありますからDIYでやらなきゃいいんですけどもね。

スタビライザーリンクの交換効果はすばらしくブッシュ交換と合わせてフロント足回りが新車時のように静かになりました。やはりブッシュとリンクはケチらずにセットで交換するべきですね。単細胞もひとつひとつ失敗しながら学んでおります。

« ハイセンスなソレイユの丘 | トップページ | キマダラヒカゲ »

くるまいじり」カテゴリの記事

コメント

amazing!

Thank you for your comment. I believe it was a hobby level work but I could improve my skills for my vehicle repare a little bit.

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ハイセンスなソレイユの丘 | トップページ | キマダラヒカゲ »