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2023年10月14日 (土)

箱根路に大根踊り再び

Noudai

東京農大がついに

箱根駅伝に戻ってきました

次回は第100回となる記念大会の箱根駅伝。昨年の立教大などの伝統校帰り咲きに続き、今年東京農大も10年ぶりの本選出場を決めました。10月14日の予選会を11位で突破しての快挙。箱根駅伝に農大が出場すると校友会が指定する応援ポイントへ出向いて貰った大根を振りかざして応援しておりました。10年間のブランクはとっても長かったけどファンとしては素朴に嬉しいところ。

予選会での農大の立役者は日本人トップでゴールに飛び込んできたスーパールーキー前田選手。彼はまだ1年生なので伸びしろもあり今後にも期待ですね。

農大と言えば応援団の大根踊りが定番。スタート/ゴールの大手町や芦ノ湖で各校が行う団部やチアリーダーの応援も楽しみのひとつですが農大のそれは一味違う。以下はyoutubeからお借りしてきた2012年箱根往路ゴール地点での農大応援団です。

この日、私はいつもの神奈川県藤沢市の3区応援ポイントで大根握って応援しておりました。全選手が通過後に速攻で自宅に戻り、テレビで箱根を登る5区を見ていたのですが、最終ランナーである農大津野選手が往路ゴールする前に日テレの中継が終わってしまった。これはけっこう異例なこと。トップ東洋大の山の神、柏原選手がゴールテープを切ってから40分後に津野選手が脱水症状でふらふらになりながらもゴール。母校の襷を繋げるために必死に足を運ぶ仲間の到着までの間を、ずっと農大応援団は大根踊りでエールを送り続けていたのです。

往路優勝のインタビューも済みTV中継も切られた。でもまだ往路は終わっていないぞとばかりに気合の入った団部の男衆や笑顔を絶やさないチアリーダーたちに加えて、楽器を奏でる面々や学指揮の子を含め延々と演ずるその姿は競技の結果とは別に多くの人達に感動を与えました。ゴール地点の観客は誰一人として津野選手の到着まで帰る人はおらず、彼への声援はトップを切った柏原選手より大きかったと聞きます。箱根駅伝には生のドラマが有ります。

第100回の記念大会は予選会出場枠を全国に広げましたが、蓋を開けてみれば予選突破校は関東学連でおなじみの学校のみ。学連の思惑どおりにはいかなかったようです。青学大の原監督は早くからその件を予想し茶番とまで言い切って批判していました。駅伝やトラック競技の名門校であっても箱根駅伝を走り切るメンバー10名を育成するだけで1年や2年ではできないためなのだそうだ。100回大会は全国区になるよという宣言があまりに遅かった。ただし記念大会で予選での通過枠が13校に拡大されたために予選11位の農大が滑り込めたのですがね。Nodai5ハーフマラソン並みのひと区間20Kmを10区間走る箱根駅伝。選手らはほぼ1時間で各区を走り切る。時速にすれば20km/hだ。ジムのトレッドミルでは巡行10km/h程度でセットしているヘタレの私から見ると、20km/hの速度で1時間走ることのものすごさが痛いほどわかる。日本三大学生駅伝と言われる他の出雲駅伝や全日本学生駅伝と比較して箱根駅伝は圧倒的に距離が長い。箱根だけは別物と言われる所以ですね。ここで走れるということは学生諸君にとっても高校野球の甲子園並みに特別な意味を持つことでしょう。

これで正月の予定が決まりました。私は来年1月2日は大根持って沿道に並んでおります。10年前に比べてお野菜も高くなってきた昨今、応援用の大根が自前にならないかちと気になるところ・・・

追記:襷渡しのイラストを第100回大会本選バージョンに作り替えました。今のユニフォームは以前と比べてシャツとパンツの色が反転しましたが、伝統校らしいシンプルかつ農大イメージカラー的な配色(大根色?)でいい感じです。元イラストを提供していただいたいらすとやさんに感謝。

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