ブラタモリに興奮
NHKの人気番組ブラタモリで黒部渓谷と電源開発を特集していました。2023年9月に念願かなって黒部渓谷下の廊下/水平歩道30Kmを歩いて、秘境での感動と体力の限界を同時に得ると言う稀な経験をしたのも今は思い出。まだ生々しく記憶に留まる情景のいくつかがTVの画面に出てくるとやっぱり嬉しいものです。
自分の足で歩くしか手段が無かったそのルートを今年は黒部キャニオンルートと称して建設工事用で使った鉄路を使い、苦労して歩かずとも行けてしまう旅行商品がスタートするのだそうだ。ただ代金がお高い。黒部での移動手段と宿一泊が付いて一番安くて13まんえん。インバウンドの富裕層向けですかね。富山県知事は適切なお値段であると言ってはいるがはたして・・・
自分は黒部第四発電所は岩肌から飛び出る高圧送電線の出口部分のみ黒部川流域から見ることができたが、やはり地下にあるという発電所内部には見学に入ってみたいなと思う。ちなみに富士山頂にある旧測候所の跡地は現地(山頂)集合で見学会をやってくれたことがあったが、そんなパターンでやってくれれば嬉しいのですがまぁ無理でしょうね。
ただし魅力的なツアーではあるけれど欅平-黒部ダム間はずっとトンネルの中。タモリさんも同じルートを戻るのはいやそうだった。というわけで以下のようなすばらしい渓谷美はツアーでお金を積んでも見ることができないのだ。これだけは苦労して歩いた者だけが得られる特権ですな。
そのキャニオンルートの開始が遅れそうだ。本年正月に能登を襲った先の地震の影響でトロッコ列車の鉄橋が破損してしまい修復にどれだけ時間が掛かるか分からないという現状のようです。ツアー予約の開始も延期された。能登半島地震も直接的な被災地だけでなく、じわじわと周辺地域にも影響を及ぼしているのだということがわかります。
観光業の再開も復興の一側面となることを忘れてはいけないですね。
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私も見ましたこの番組。高いだろうと思っていましたが、13万ですか、富裕層の方々にはぜひ大金を使って景気を良くしていただきたい。
水平歩廊も転落防止のワイヤーを全ルートに整備していただけたら、それなりの通行料を取っていただいて行きたいです。そんなことは無いだろうな。
投稿: クラウド | 2024年1月25日 (木) 14時13分
クラウドさん、そうですかやはりご覧になりましたか。私も2週に渡って見ましたが黒部峡谷が電源開発になんで向いていたのかが分かったりしてなかなか面白かったですよね。
最低で13万ってのはちょっとどうかと思います。ともかく宿とセットになったツアーでないとだめなのだそうで地域にお金を落としてもらわねば困るということなのでしょうね。まぁ元気な人は下ノ廊下を歩いてくださいという魂胆ですね。
今は転落防止の掴みワイヤーは危険なところのほぼ全部に張ってある感じでした。それでも転落する人はしてしまうようで、やはり黒部では安全を担保するのは自己責任なのでしょうね。
投稿: Fiby | 2024年1月25日 (木) 19時59分