大雪に揉まれる
1月第4週半ばは今年最大の大雪となりました。降雪地帯の方々には申し訳ないけど大雪と聞くとむずむずしてしまう自分が恥ずかしい。でも筋金入りの暖冬と言われる今シーズンはこれを逃すともう雪にまみれることが難しいかと思うと気持ちが浮いてしまう。仕事のシフトも空いたのでこれ幸いと群馬県片品村にあるかたしな高原スキー場へ向かいました。
ここはスノボ御法度の穴場スキー場。お隣にはビッグゲレンデの尾瀬岩鞍スキー場があり隠れた存在だけどなかなかにして強烈なのです。ミッフィーちゃんをイメージキャラクターとするファミリースキー場ですが三セク経営が多いローカルスキー場にあってここは純然たる民営。でも平日リフト券パック2900円(1000円の食事券付きなのでリフト1日分は1900円)など20年以上前の価格水準で提供してくれているところがまずすごい。白馬八方尾根のリフト1日券などは今や7000円以上ですからね。
また荒天時でもリフトが止まらないのも意外と知られていないメリット。お隣の尾瀬岩鞍が強風雪と濃霧でゴンドラや一部リフトが止まっているときでもここは平然とリフトが動いている。そもそもゴンドラリフトや高速リフトが無いしガスが掛かりにくい山形状が故でしょうがとにかく止まらずに動いてくれることがありがたい。ということで荒天エスケープ先としてのメリットもあるのです。
前日から当日まで延々と雪が降り続いてゲレンデ整備をしていないためどこもかしこもふっかふかの新雪コース。ファミリースキー場だけどこんな天気の平日にファミリーが来るわけもなくリフトもコースも人けが無い。25度のもくせいコースってのが面白かった。急斜面を滑ると膝まで被るひざパウ状態。これがまた楽しい。
へたっぴな私あたりではこれが重い雪だったら手も足も出ませんが気温がマイナス5度と低く雪が軽いのでけっこう滑れる。40~50cmはあろうかという新雪の層は底着き感が無くまさに浮いて滑る浮遊感覚がすばらしくてパウダー用の幅広板じゃなくてもいける。でもコケると大変、潜ってしまいほんとに起き上がれない。バックカントリーで遭難するってのはことはこんな感じなのでしょうね。
何度もリピートしていた時の事、リフトから足元を見るとなにやらうごめく物体がいる。ニホンリスです。タイワンリスより小ぶりですがご飯でも食べに巣穴から出てきたのでしょうかね。ミッフィーちゃんのスキー場なのだから野ウサギでも出てきてもらいたいところですがね。
散々遊んで車に戻ると予想はしていましたが車が雪だるまになっていました。おおよそ6時間でこの積もり具合です。お家に帰るにもまず雪降ろしと雪かきからです。1日だけだけど至福を味わいました。2月も暖冬傾向は続くらしいので次のチャンスがあるかどうか。でも期待してしまうわたくしなのでした。
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