人形劇の台本
先日古本屋で買ってきた小説を収めるためにごそごそと本棚の奥をあさっていたらこんなものが出てきた。私が以前にやっていたアマチュア人形劇団で使った台本の残りです。黄ばんだB5判2つ折りってのが時代を感じさせますね。今ではガサツを絵に描いたようなおっさんであるわたくしも過去こんなことをやっていた青春時代があったのです。当時本業ではない余暇活動のアマチュア人形劇団として仲間の団員と共にオリジナルの人形劇を製作しては要請に応じて県内各所へ出没しておりました。当時この種のイベントは地域の町内会や児童施設などでそれなりに需要があったのですよ。
右端の台本ピースケとプータは特に思い出深い。神奈川県厚木市にある障害者支援施設七沢学園の女の子さっちゃんが描いた絵がとてもすばらしい出来だとのことで施設が絵本にして自費出版をした。それを運よく手に入れてみればたしかにすばらしい夢のあるお話。そこで脚色して人形劇を作ろうじゃないかということになったのであります。版権元の七沢学園へ人形劇製作の許諾を取った際に完成したらさっちゃんや同施設の子供たちにぜひその人形劇を見ていただきたいとお話したら快諾された。その後その経緯はローカルTV局の知れるところとなりテレビ神奈川より劇製作段階からドキュメンタリー取材を受け、現地公演に至るまでの15分番組に編集され放映されたなんて経緯があったりしたのです。確か番組タイトルはさっちゃんの夢ふくらんだだったと記憶しているが今ではググってもかすりもしませんな。
それから月日も流れ今や遠い青春の思い出となっています。その当時の仲間のいくらかとは人形劇繋がりでまだ交流があるのは嬉しいところ。そういえばTV局から貰った局のマスターからダビングしたVHSビデオテープがあったな。これも探し出してMP4にでも変換できないかちょっと考えてみようかと思います。
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