S端子ケーブルを試す
色々と苦労の結果VHSビデオテープの録画内容をmp4に変換してやれやれと一段落したところでありました。でもテープデッキにも受け側のブルーレイレコーダーにもS端子を装備している。これを使ったらもっと高画質が望めるのではとの思いが消えなかった。やっぱり試さないと気持ちが悪い。手元に無かったのでまたもや中古品を求めてリサイクルショップへ。100円で見つけてゲットしてきました。こんなケーブルはアナログ時代の枯れたプロダクトなのでもうジャンク値ですな。
ピンコードのコンポジットビデオ信号は色信号と輝度信号をミックスして伝送し、受け側でYC分離フィルタを通してそれらを分解する。S端子は高画質のためにそれらをミックスせずに別々に送ろうじゃないかと言う規格。でもこの規格はそもそもS-VHS用に作られたものでコンベンショナルなVHS再生に於いてはYC分離フィルタが一個飛ばせるだけのメリットしかない。とはいえシビアなアナログ信号だ。目に見える改善ができれば上等じゃないかと思い試してみた。
黄色のピンケーブルを外してS端子ケーブルで繋ぐ。VHSテープを再生してみるとなんだか見栄えが良くなった気も。キャプチャしてmp4を作って出来た動画をコンポジット信号で作ってあった動画とパソコンにて並べて比較してみた結果は・・・
じぇんじぇん変わりまっしぇん
同じシーンで比べても私の目には目立った有意差は認められなかった。発色やコントラスト、フォーカスなどは気を付けて見ても差が出ていない。つまりは受け側となるパナソニックのブルーレイレコーダーに装備するYC分離フィルタが優秀であるということですな。S端子で色信号と輝度信号を分離してもRGBの三原色信号はミックスされているのでダメなのでしょうね。アナログRGBではそこまでしっかり分けているのでいい具合になるのですがね。
アナログ信号って深いですね。デジタルに染まってしまうとなかなか戻れない世界です。でもすっごく面白いんだなこれが・・・
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