VHSビデオテープを復活させるぞ(準備編)
先日本棚の端から出てきた人形劇の台本。遠い青春の思い出に浸ってしまった。その時にローカルTV局に取材されて人形劇作成のドキュメンタリー番組を記録してあるビデオテープがあったなと思いつき、またもやごそごそするとこれも掘り起こすことに成功しました。もう忘れていたのだがテープラベルを見るとこんにちは神奈川という平日15分枠のUHF放送で神奈川県がスポンサーだった。ラベルにある日付は1991年10月。よくぞ残っていたものです。
ただテープを発見しても再生できるテープデッキはすでになし。マニアックな仲間内にもあたってみたがさすがに今の時代にVHSビデオデッキを持っているやつはいなかった。でもこうやって発見してしまうとなんとかして見てみたいもの。あわよくばDVDやMP4などデジタルソースに変換して保存もしたい。あれやこれやと思いも膨らみます。
ところでこのビデオソースはTVで放送された著作権のある映像作品であります。今の改正著作権法では70年間著作権が保持されるので著作権者の許可なく勝手にコピーやメディア変換などをすることは違法となる。ただ本作品を製作した神奈川ニュース映画協会は2007年に法人としては解散しているようだ。まぁ難しいことは後で考えるとしてまずはこのビデオテープがまともに再生できるのかを確認します。
まずは分解してテープの状態を確認します。しゃれたVHSテープは固定しているネジに特殊ネジを使って簡単に分解できないようにしている。このテープの場合は5個の内ひとつの頭が妙な頭だった。スマホ分解などをやっていると各種ドライバーヘッドは取り揃えてあるのでY型のねじ回しを使って取り外しました。
テープの状態を確認します。カビてます。まぁ何十年もそのまんまだったからなぁ。カメラの除湿庫にでも入れておけば良かったが後の祭り。ここでめげずにこのカビをなんとかします。テープの状態はワカメにもなっておらずそう悪くはない。さすが映像会社が使うビデオテープ、カビを取ればいけそうだ。
以前に水に濡れたオーディオカセットを復活させるために無水エタノールでふきふきした経験からビデオテープにも有効なのではと考えた。我が家にはコロナ時代に買い込んだ消毒用のスプレーがまだ多数ある。中身は80%のエタノール、これは使えそう。カミさんから化粧用のコットンパフを分けていただいてこやつでせっせとテープをクリーニングします。
すっげぇ時間が掛かりました。わずか15分の映像なのにふきふきするのに1時間以上掛かってしまった。こりゃ非番の日のいい仕事です。テープ長って意外に長いもの。ちなみに120分テープですとテープ長は240mにもなるそうだ。あまり考えたくないですな。終了後ケースを組み上げて元通り。
さてテープの再生準備は完了。次はなにで再生するかだな。そこが一番問題だったりするのですが・・・
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