寸志で入れる雨飾高原露天風呂
雨飾山登山の下山時にもうひとつ楽しみにしていたことがある。登山口となる雨飾高原キャンプ場のほど近くに寸志で入れる露天風呂があると知りこれはぜひ行かねばと気合を入れていたのです。
実は雨飾温泉というのが雨飾山北麓にあり南麓となる雨飾高原温泉とはまったくの別物。その雨飾温泉からも雨飾山への登山道が通じているからまた紛らわしい。よそ者がその辺を間違えるとえらいことになるので要注意なんですよね。
林道に車を止めやや歩いた先にその露天風呂はある。小谷村が管理してくれているようで料金箱に寸志を入れて使わせてもらうシステム。お風呂自体はきれいに保たれていて小谷村には感謝しなければならない。
小さな湯船ですがだぁれもいなかったので露天風呂を独り占め。浸かるだけの温泉ですがおよそ湯温41度ほどの適温。単純泉ですが長く入っていられる。雨飾山に登った後の筋肉から疲労が抜けていくのがわかります。こりゃ極楽です。ただ一点を除いては・・・
この露天風呂は木立の中にあるためアブがやたらと多い。アブも心得たものでここに来れば食い物があると学習しているのか半端ない数が飛び回っている。浴槽に入っていても顔周りにたかるアブを払いのけるのが大変なくらい。露出部を極力減らさなければならないので入浴時タオルを姉さんかぶりにして顔前だけを手で払う防護対象とする。これはうまくいきました。問題は風呂上がりに体を拭くタイミングでの無防備状態のとき。ヤマビルなどと違ってアブは吸血する際に豪快にかじるのでチクリと痛みが走る。でもその時にはすでに遅しで皮膚がかじり取られているんですな。注意していても右足ばかり3箇所をやられました。
デンジャラスな露天風呂。虫嫌いの方にはちょっと難しいかな。でもリスクを負っても入る価値は十分にあるいい温泉だと思いますよ。お近くを通りましたらぜひどうぞ。
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