竜ヶ岳登山 山梨百名山21座目
本栖湖に面した標高1480mのお手軽なお山です。標高900mほどの湖畔から標高差で500mほど。気負わずに登って降りてこられるのがいいですね。実は親戚のチビスケを本栖湖畔に連れて行くのに安全に水遊びができるかの確認のついでの山登りっていうところもあります。
このお山、山梨百名山に名前を連ねている。あまり意識してこなかったけど山梨県のお山は日本百名山を含め過去けっこう登っていた。いったいこの山梨百名山のうちどのくらい登っているのかリストにマークを付けていったら竜ヶ岳で21座目だった。なんだかんだと登っているのですなぁ。山梨県様、お世話になっております。
本栖湖畔の無料駐車場はなかなか広くて良い。ここに駐めれば湖畔まで数分だ。ちょうどファミリーが水遊びをしていた。うむ、ライフジャケットがあれば安全に遊べそうだ。というわけで目的は達成。おまけの山登りに取り掛かります。
少し車道を歩くと登山道入口の看板がある。ここから取り付きます。気温は25度ほど下界の灼熱からすれば上等です。山は霧雲の中。まったく眺望はなし。富士山がででんと望めるはずなんだけどまったく見えません。
途中の見晴台からみても富士山は霧隠才蔵モード。イメージだけ膨らませます。登山道はよく整備されたつづら折れの道なんですが山頂に近づくと熊笹のヤブコギがひどい。笹自体が霧で濡れているのでヤブコギすると全身びっしょりになる。これにはしびれました。
濡れそぼって山頂へ到着。けっこうな広場っていう雰囲気。霧の濃いのは変わらずですが最近は曇っていても日差しがないのはオッケーって感じになってきましたね。眺望が無いのは残念ですがね。
軽くご飯を食べたらさっさと下山します。下山途中に一瞬本栖湖が見えました。でもほんの一瞬だけ。今回の登山で唯一の眺望でした。
最後にテクニカルな登山行が隠れていました、標高1000m近くまで下山してくると周遊歩道という案内板が出てきた。GPS地形図ではその方向には道はない。こりゃ面白いやと行ってみました。道らしかったのは最初だけ。その先は荒れて沢でえぐられ崩落して道は体を為さず倒木もばりばり。目印のリボンひとつ無いのでルートファインディングの技術が求められました。こりゃある意味面白い。
すでのこの週遊歩道は廃道になっているので地形図にも表記が無かったのでしょう。まぁロストしたとしても地形図によると斜面をどこでも下っていけば湖畔道に出るのでそう危険が無いのは幸いなところ。なんとかルートを外れずに行けました。今回の山行でこの遊歩道が一番面白かった。別に通行止めになっていたわけでもないんですがね。
山梨百名山竜ヶ岳。晴れていれば望める雄大な富士山の眺望と共にこの週遊歩道はプチ道迷い感も味わえて登山勘のトレーニングにはお勧めです。
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