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2024年9月 2日 (月)

これって座礁じゃない?(じゃなかったです)

Fune
怪しげな船が東京湾に
 
座礁しているように見えます

世間様がお仕事に勤しむ月曜日、非番の私はそんなのどこ吹く風で久々の晴天を浴します。東京湾に面した海岸線へ立ち寄るとジモティたちが海を見ながらなにやら話し込んでいる。なにかあるんですかねと私もその視線の先を見ると上の画像のような光景が飛び込んできた。

立派なサイズの大型コンテナ船だ。だがちょっと様子がおかしい。満載なのに見るからに喫水が浅く船首のパルパスバウまで露出している。あれだけの数のコンテナを積んでバラストタンクを全排水してもあの喫水線は無いと思う。微動だにしないがアンカーは打っていないので停泊している訳でもない。もとよりここは錨地でもない。場所は東京湾浦賀水道入船の航路から大きく西側に外れた第二海堡の南側、旧第三海堡や猿島の近くにあたる。環境省が公開している水深チャートを見るとそこいら辺は水深10mから20mの浅瀬になる。少なくとも大型船が航行するような海域ではない。調べると本日浦賀水道を経由して入港予定のコンテナ船はこれだけあるが横須賀入港の船はなく、そもそも横須賀にはコンテナターミナルを備えた港はない。

どうもこの船は航海士か水先人が居眠りでもしてしまい浦賀水道から西へ大きく航路を外れ三浦半島に寄りすぎて浅瀬に座礁してしまったかのようにも見える。だがこの写真を撮ったのはちょうど干潮の時間帯。満潮ともなると離礁できるのかな。9月2日午前中の時点で報道もなされていないので大事ではないのかもしれませんね。

船体が傾いていないので浸水している訳でもないでしょうし何事もなく明日には居なくなっていることを祈ります。

翌日ですが過去に商船のハル(船体)設計をしていた方に画像を見せて尋ねると、大型コンテナ船は世界の喫水制限のある運河等(パナマ運河で15m弱)を通過するために浮力をたっぷり取っておりバラストタンクを排水するとこれくらいは浮くよとのコメントをもらった。まだ同じ場所にいるかなと仕事が終わって見に行くと舳先が反対側になって同じところにいました。普通に動けるようです。
東京湾海上交通センターが出している錨泊船情報を見ると該当しそうな船がいました。

Map_20240903181601この丸のサイズは全長200m以上のサイズの船を指します。海辺で見た印象より実際はもっとずっと沖になるようです。船のサイズが200m以上あるため大きく見えたので岸に寄っているのかと思った。本牧あたりのコンテナターミナルへ入る船が単純に入港する順番で沖待ちしているだけのようですね。大変お騒がせをいたしました。
ごめんなさい m(_ _)m

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