三浦半島にシシがいる
週末天気はあまり良くなかったので三浦半島の最高峰大楠山(標高262m)でトレランとしゃれこみました。いつもの非正規登山道からスタートします。
未管理のためあちこちで倒木がすごい。上越し下越しと考えながらパスしていきます。途中ほんの僅かな区間になにやら不穏な雰囲気を感じました。
イノシシがミミズを探して地面をほじくった跡をいくつか見つけました。普通の登山者は気にも留めないでしょうがハンターの勘はそれを見逃しません。シシはこの時期お山の大きなミミズを捕食しようとして居そうなところを鼻先でほじるのです。
この大ミミズは正式にはシーボルトミミズと呼ぶそうで大きいものは30cmくらいになる。山ではよく見ますね。このミミズはこの時期イノシシにとって貴重なタンパク源となります。
しかしいるんですねぇイノシシが。近隣市町では目撃例が多いらしく最近イノシシに対する注意を呼びかけています。こやつらはどこから来たのでしょうね。古くからの生息地である丹沢から三浦半島にやってくるまでには山伝いだけではまず無理。市街地や国道県道、河川を何箇所も横断しなければならず夜行性の彼らにとっても決して楽な旅ではないはずです。飼育者が飼いきれなくなって山に放したという可能性もありますね。
以前のことですが丹沢湖畔にあるキャンプ場でウリ坊を飼っていて、これが子犬みたいに人懐こくってキャンパー達の人気者になっていた。翌年に行くと居なくなっていたのでオーナーに尋ねると東京から来たお客さんがえらく気に入ってしまい連れて帰ったのだという。小さいうちはかわいいイノシシも成獣になると200Kg近くなる獰猛な野生獣だ。首輪を付けて庭で飼うみたいなことができるわけがない。そもそも野生鳥獣の無許可飼育は鳥獣保護管理法に触れる。ペットとして飼ったのなら情が移るのでシメて食べて供養をしてやるみたいなことも出来ないでしょうね。多分あのウリ坊も大きくなって飼い主の手に負えなくなり山に捨てられたんだろうなと思う。三浦半島のイノシシも元はそんなパターンなのかもしれませんね。
ここは銃猟禁止区域なので猟期であっても簡単にとっ捕まえてやるぜというわけにはいかない。キョンが増えている房総半島みたいに三浦半島の山々にシシがうじゃうじゃというようにはなってもらいたくないですな。トレランできなくなっちゃうじゃないっすか。シシに追われて走ればいいトレーニングになる?なんて考えちゃぁいけません・・・
「ハンティング」カテゴリの記事
- 三浦半島にシシがいる(2024.09.29)
- これは毒キノコ(2024.04.17)
- 鹿ツノ(2023.11.14)
- 猟銃使用事件に思う(2023.05.31)
- ノネコ(2023.05.20)
コメント