今更の飯ごうを入手
はるか昔、2008年のこと。防衛大学校の開校祭のときにそこの装備品展示室で見た戦闘飯盒2型という二合炊きの背の低い飯ごうが無性に欲しかった時期がありました。
見た目は古くからの飯ごうの主流であった四合炊き製品を横に切って半分にしたような雰囲気。戦闘飯盒などという名前もさることながらフィールドのプロフェッショナルとも言うべき軍人さんが使う飯ごうに対するほのかな憧れもあったのでしょうね。以前は防大生を含む自衛官に支給されていたそうですが各自飯を作らせる用途に用いられるのではなくもっぱら食器として使われていたとか。時代は変わりその食器もプラ製となり今は官給品としての飯ごうは廃止されました。金型を持っているオリジナルの製造元が復刻版として細々と販売していましたがいかんせん高価だった。さすがに今の時期に飯ごうを1万円も出して買おうという気は湧いてこない良識あるわたくしでありました。
以前から二合炊きの飯ごうが欲しいとつぶやいていた私の言葉を覚えていてくれた仲間が気を利かして買ってきてくれたものは残念ながら戦闘飯盒とは異なっていた。でもそこはありがたく受け取りましたがね。
ネットをうろついていたらなんとレプリカ戦闘飯盒を格安で売っているのを見つけた。お値段は送料込みで2千円半ば。冷静に考えれば飯炊き道具ばかり増やしてどうするんじゃいという結論に至る。長年使った四合炊き飯ごうもすでに資源リサイクルに回った。クリックする寸前で思い留まるも積年の思いの方が勝ってしまい結局購入してしまいました。
大陸から海を渡って2週間掛けて届いたそれは見た目確かに戦闘飯盒です。ただプレスされたアルミ地金が少し薄い(目方を測ると復刻版のカタログデータより2割ほど軽い)ようだけどそこはレプリカということで許す。また余分なものを買ってしまって・・・という奥方様の厳しいご批判は甘んじて受けます。
確かに飯炊き道具ばかりが揃ってしまった。今の現役はダイソーの一合炊き500円メスティンなのですが山ではこんなもので十分だったりするのです。でも飯炊き道具って男のロマンを感じさせますよね。凝ったおかずは作れないけど飯炊きだったら任せとけみたいな。
さてこの飯ごうが実戦で日の目を見るのかコレクションアイテムで終わってしまうのかは神のみぞ知る。
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