箱根駒ヶ岳登山ちょっと神山
仕事シフトの合間になった平日、雨も降らなさそうなので箱根連山の駒ケ岳へ登ってきました。早起きして国道1号線宮ノ下から車でどんどんと登山口へ向け高度を上げていきます。
私は箱根小涌園前から右に折れるのですがそのあたりで来年正月2日に行われる箱根駅伝本選前の早朝コソ練をしている学校がありました。陸連のお達しにより箱根駅伝ルートを使う公道上の練習は安全上禁止されている。ただ全10区ある区間のうち山登り5区だけは他に同等の練習場所もないため深夜早朝にこっそりと練習や選手エントリーへの適性確認をする学校を見ることがある。学校単位で押しかけると目立つので個人ランナーに見せかけて少人数で走るのが常。時間は朝まだ暗い6時前、気温10度の中を学校名の入っていないジャージ姿で2名並走で走っていました。沿道でタイムを測る係はジャージの色を替える念の入り用。駅伝出場校もなかなかにたいへんです。
さて山登り。気温9度の坊ヶ沢登山口から踏出します。近所の大涌谷の噴火警戒レベルが1(活火山であることを留意)に下がって登山道も通行可となりました。通じている登山道はしっかりと整備されています。
途中富士山がきれいに見えました。
朝日を浴びて芦ノ湖との共演です。先日の初冠雪はきれいに溶けているようですね。標高1000mを超えてくると紅葉も進んで来ている感じです。
高度を上げながら富士山を見るとやや曇ってきた。こりゃ山頂では厳しいかな。案の定富士山が見られたのは今回これが最後でした。
坊ヶ沢分岐に着きました。ここから神山と駒ヶ岳へ別れます。神山方面はロープの通せんぼがあります。
ただし通行止めの看板等は無く過去の御嶽山にあったような通ったらただでは済まさないぞ的な気迫も感じられない。やばかったら速攻で戻るつもりで通させてもらった。噴火警戒レベル1では神山山頂と坊ヶ沢分岐からの登山道はすでに環境省の立入禁止区域の外となっている。ロープ止め処置は登山道整備上の理由と推測。
途中問題となりそうなところは特に無く、踏出しから標高差600mでサクッと神山山頂まで届いてしまった。木階段が一部流出しているのが未修理だったくらいでしたが通行をお勧めするわけではありませんよ。山頂の周囲はガスが濃くてなにも見えません。
神山から大涌谷方面のハイキングルートは長期閉鎖中。さすがにそちらへは行く気はないので来た道を戻って駒ケ岳へ向かいます。
ここから今回の新兵器、軽量ストックを試します。山用2本ストックを手に入れたのも久しぶり。ど派手なカラーが目立ちますがオールカーボン製でこれがなんと一本117グラムしかない。通常のストックの半分以下の重さだ。長さも畳むと30cmくらいになる。これだったらザックに突っ込んでいっても苦にならない。登りではじゃまになるストックも下山ではなにかと役に立つんですよね。アルミ製に比べて強度的には劣るかもしれないですが軽さは正義。こりゃいいかもです。
標高1000m以上の尾根歩きでは赤く染まったモミジがきれいです。これがだんだんと麓に降りてくるのですね。
坊ヶ沢分岐を直進して歩いていくとほどなくして霧の中に城のようなシルエットが浮かび上がってきます。駒ヶ岳ロープウェイの山頂駅です。しかし駒ヶ岳もガスが濃い。周囲がなにも見えません。なんとか元宮神社までたどり着きましたが眺望もなく噂に聞く絶景は次回のお楽しみです。
駒ヶ岳山頂は長居しても楽しくないので再度坊ヶ沢分岐を折れてさっさと踏出しへ戻ります。下山途中にTVの撮影クルーに出会いました。マムートの派手なジャケットを着た女性ハイカーを先頭に黒服のビデオカメラマンや大道具小道具の係がぞろぞろと10人以上続いてきました。狭い急斜の登山道上だったので道を譲ると先頭の女優さんから列が長くてすいませんのお言葉をいただいた。
お家に帰ってなんの番組かなと調べてみました。意外に山番組って多くはないですね。どうやらマムートがスポンサーであるBS朝日の番組「そこに山があるから」のようです。私が言葉を交わした女性は覚えていたお顔から南沢奈央さんだった模様。(小西真奈美さん と後日判明)
彼らの行く先には神山と駒ヶ岳しかない。さすがに通行止めの神山には登らないだろうから駒ヶ岳への取材でしょうね。というわけで「そこに山があるから」の近々の放送分で箱根駒ヶ岳をやりますよ、とバラしてしまいましょう。(後記:11月27日に放送予定だそうです)登山道で出会った30分前の山頂はガスガスだったので到着時に霧が晴れていたらいいですね。ライムグリーンの服を着て虹色ストックを持ったむさい親父が道中に映り込んでいたらカットされていることでしょう。
なかなか楽しい登山でした。久々に使ってみた2本ストックの効用も確認できた。神山で新日本百名山も数えて33座目になるようだ。日本百名山とけっこう被っているんですよね。駒ヶ岳は天気の良いときにもう一度登りたいお山。山頂からの絶景富士山を眺めてみたいものであります。
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