旧横須賀鎮守府司令長官官舎一般公開
普段はクロースしていて見せてくれない横須賀市に有る旧横須賀鎮守府長官の官舎なるものを見てきました。鎮守府とは聞き慣れない名詞ですが大日本帝国海軍の根拠地たる軍港に置かれた艦隊後方を統轄した機関なのだそうな。ウィキペディアによると各鎮守府は、「所轄海軍区の防備、所属艦艇の統率・補給・出動準備、兵員の徴募・訓練、施政の運営・監督にあたった」とある。戦地に向かう前線部隊の後方を支援する組織ですかね。兵站は部隊運用の礎。その長官のお住まいだったところが今は海上自衛隊によって管理されている。ここが春秋の年2回公開されているそうで今まで見たこともないので覗いてみるかなと今回見学させてもらいました。
日本風のお屋敷かと勝手に想像していましたがレンガの煙突を持つ立派な洋風建築でした。建設当時の長官はなかなかセンスがよろしかったようです。平屋で中はそんなに広くはなかったですね。
長官のデスクです。ここは官舎の中ですので執務は鎮守府へ出向いて執っていたと思われますが持ち帰ったお仕事はこんなところでやっていたのでしょうね。りっぱな会議室みたいなものもあります。
御前会議でも開くことができそうな長テーブルですね。格式が感じられます。公的なパーティなどもこんなところで執り行われたのでしょうね。中の見学はあっという間に終わってしまい裏庭に出ます。
やはり洋風の造りがなかなか素敵です。軽井沢の旧三笠ホテルにも通じる作りを感じました。日本風植栽とよくマッチしています。
温かいこの地もモミジが色付いてきていました。真っ赤に彩られるのももうすぐですね。大正年間に建てられ激動の昭和史を生き抜いてきたこの建物の存在意義を少し理解しました。ときには歴史に触れてみるのもいいものですね。
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