リニア実験線で試運転を狙う
リニア中央新幹線も静岡県の川勝元知事のクレームでだいぶ遅れたようですが実験走行は頻繁に行われていると聞く。リニアの見える丘というそのものずばりのスポットがあるとのことで出かけてみました。最近はあまり活躍の機会のないNikonデジイチですが時速300Kmを超える速度の車両を収めるためには1/2000秒以上のシャッター速度と連写機能が必要。300mmクラスの望遠レンズもいるな。よっしゃぁとばかりに準備しました。
リニアの走行試験は運転日が公表されている。私が出向いた2月24日の振替休日。当初私はJR東海の運転スケジュールで運転日である◯印を確認して出向いたが、現地で出会った方が言うにはリニア見学センターでアナウンスされているスケジュールでは今日はやらないになってるよということだった。私も確かめるとたしかにそうなっていて違いがある。(数日経過後に確認するとJR東海発表のスケジュールが運転しないに書き換えられていました、ずるい) どっちが正解なんだぁと3時間粘ったが結局動きは無かった。リニアが見える丘には東屋に走行試験のモニターが設置されているのだけれど赤い点は車両基地のあるリニア実験センターからまったく動かなかった。まぁタイパの悪いこと。たまにはこんなこともあります。リニア試運転のスケジュールを確認する場合、リニア見学センターの発表のほうが現場に近いのでアテになりそうですね。学習しました。
でも天気が良いので遠くには雪化粧した南アルプスの山々が見えておりました。ここは山を眺めるにもいいところです。3000m峰が揃い踏み。名峰甲斐駒ヶ岳を筆頭に仙丈ヶ岳や地蔵岳を含む鳳凰三山、日本第二の標高を誇る北岳、同4番目の間ノ岳、農鳥岳も見える。農鳥以外は山頂を踏みましたがどのお山も思い出深いものがあります。いちばんきつかったのは北岳かなぁ。10時間掛けて3000m峰を日帰りで登った後に帰りの最終登山バスに乗り遅れ、人も通わぬ真っ暗な林道20Kmを延々と6時間近く歩いて車まで戻ったというのはなかなかの経験だった。もうできないっすね。
等倍で切り抜くと地蔵岳のオベリスクも見える。なぜか高さ18mにもなる石柱がお山のてっぺんにそそり立っているという不思議なお山です。地蔵岳の山頂直下にはその名の由来となったお地蔵様がごってりと鎮座めされておりました。子を求める者はお地蔵様を1体持って帰り添い寝をすると子宝を授かるという。その後は新たに作ったお地蔵様と共に元へ返すというのがしきたり。そんなことでお地蔵様が増えていったのですな。でもそこは麓の宿から急峻な登山道を延々と8時間ほど登らないと行き着けない場所。強力(ごうりき)を雇えるお金持ちじゃないとできないことだったと想像します。
お山でなごんでタイパは若干回復。リニアを見るチャンスはこの先まだまだ有るだろう。いい場所を見つけたので次回はリニア見学センターの試運転スケジュールを確認してから出向きたいと思います。
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