素人御免のスキー場でエンコの危機
長野県は松本市にある野麦峠スキー場。松本市というと松本城のある城下街を連想しますがここはそのはずれ、ちょっと行けば木曽郡木祖村というロケーションで山深い先にあります。大竹しのぶの映画、あゝ野麦峠なんてのがありましたね。松本市が所有し指定管理者委託にて運営しているローカルスキー場。インバウンド層は見当たらずなんたってリフト券が安い。今年は500円値上がったが平日なら一日大人3000円、シニア2000円という大盤振る舞い。全滑走コースのうち89%は中上級者向けだと宣言するローカルスキー場らしからぬ構成。キャッチフレーズが素人御免で玄人衆には人気のようです。でもこのご時世、地方自治体にとってはスキー場所有は重荷でありご他聞に漏れず現在は存続の危機にひんしているという。私はよそ者ですが経営の一助となればの思いで今年も訪れました。
寒いです。てっぺんは標高2130mもあって午前中の気温はマイナス14度だったそう。前回もこりているので2重手袋で武装するも写真を撮るために手袋を脱いだら凍傷になるかと思った。現在積雪595cmの八方尾根スキー場でも最高標高は1830mしかない。リフトで上がれるスキー場としては日本で3番目に高い標高。おかげで今の時期は雪質最高です。
今年はヘルメットとゴーグルを新調した。どちらも安価なものですがギアが変わると少し気持ちも変わりますね。このゴーグルは紫外線に反応して色味が変わるというおもしろい製品です。
散々修行に精を出して午後3時頃に車に戻ると車も雪かむりしてかっこいいツートーンカラーに塗られていた。周囲のご同輩も悪天候のためさっさとお帰りになってしまった様子。さて私も帰りませうということでちゃちゃっと雪を払って道具を放り込んでまずはエンジン始動・・・始動・・・ゆるくクランキングするけど掛からないぞ。ここで青くなりました。
こんなところでエンコしてしまったらどうしようかと思いをめぐらせながらセルモーター始動時の負担を減らすためにルームランプを切りアクセサリー電源系統で抜けるものは抜いて補機バッテリーの負荷をできるだけ軽くして再度エンジンスタート、なんとか掛かりました。けっこう冷や汗もんです。山を降りればエンジン再始動も問題なくなんとかお家に帰り着きました。
翌日バッテリーテスターで補機バッテリーをチェックすると健康度を示すSOHは69%でBAD判定となった。CCA値も標準値より68.9%まで落ちていた。バッテリーの内部抵抗値は11.2mΩで交換目安とされる10mΩを超えている。こりゃ潮時ですかな。4年半、走行72000Kmまでがんばってくれたのでなんとか次回の車検までもってもらいたかったがどうも難しいかも。バッテリーが干上がってしまいブースターケーブル抱えて周辺の車に頭を下げて助けを乞うのは楽しいことではない。今は救援すると自車が壊れるため救援不可の車(プリウス等)も多いのでお願いする車を見極めなければならずさらに面倒なんですよね。
冷間時のセル始動を担うのは補機バッテリーだ。再始動用バッテリーは堅調だったけど補機バッテリーのほうはやばかったみたいですね。鉛バッテリーを2個積んでいるとリスクも倍、交換費用も倍なのは痛いところですがそうもいっておられません。早急に手当しなきゃですね。
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