咸臨丸フェスティバル2025に見る米軍クレーン
4月26・27日の両日、三浦半島は浦賀の地で咸臨丸フェスティバルなる地域イベントが開かれた。お役所的な言い回しをすれば未だに利用方法が決まらない住友重機械工業跡地にて官民上げてのイベントを実施し地域の認知度を上げて機運を醸成するってなところでしょうかね。まぁ難しいところは関係者にお任せして天気もいいので出掛けてみました。
敷地も広いので多くの露店が出て盛り上がっていましたがどれも総じて高い。イベント価格なのでしょうがカレーパン1個が400円とはいかがなものかと。そりゃ小麦粉が高いのは分かってはいますがね。消防隊が消防車を持ってきて展示していました。消防はユンボやホイールローダーみたいな建機も持っているのですね。
さて私の目的は他にある。このイベント会場に隣接して米海軍横須賀基地から横須賀市へ寄贈され仮置きのためにここへ移送された大型クレーンの一部がある。それが今やどうなっているのかが気になっていたのであります。そのクレーンの詳細は過去の記事に詳しいです。こんなイベントでも無いと敷地内に立ち入ることができないという場所にそれはあったりするのですな。
ありました。移動式クレーンの向こう側に23年間そのままの場所で留置されています。なんと屋根はペンキを塗り直しているようですね。朽ち果てるに任せているわけでもないようで安心しました。製造後116年にもなる明治生まれのクレーン機械室なのに形を残しているとはたいしたものです。
近づいて見ると屋根以外は3年前に見たときと同じ状態。直ぐにスクラップにしてしまおうというような状態でないのは良かったと思う。
歴史的に価値のあるものであってもこれだけの機械物を活用する展示はなかなかに大変。とはいえ横須賀市も在日米軍から譲渡された物品を無下もなく捨てるわけにもいかないでしょうな。なかなかに葛藤はあるとは思うけどあっと驚くブレークスルーがこの先に生まれることを期待しております。
« お花に見る生成AI技術の進歩 | トップページ | プラモデルの展示会 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- お米げっとぉ(2025.07.08)
- 箱根 成川美術館(2025.07.05)
- 河内川橋建設中 2025年 6月(2025.06.14)
- さくらんぼの季節(2025.06.02)
- イソヒヨドリ(2025.05.11)
コメント