撤退する勇気
このところ熊情報と山岳遭難の報が多い。熊は置いといて北アルプス奥穂高岳-西穂高岳間のみを見ても8月末の5日間で3人が別々に滑落で亡くなっている。私も奥穂高岳までは柄沢から登ったが、その先西穂高岳への縦走路は自分の力量を考えて不相応なので避けておりました。その後西高穂岳は反対側の西穂山荘側から攻めたものの西穂高岳独標(独立標高点)までで己の限界を知り撤退、西穂高山荘に張ったテントへ戻った過去がある。
以下の画像は独標から見た西穂高岳方面です。西穂までに目前に見えるような険しい峰を3つ4つ覚悟しなければならない。その先奥穂高岳までは日本最高難度の縦走路、ジャンダルム越えがある。滑落死者はみなそこいら辺で出ている。私もトライしたいが命と天秤に掛けて踏み止まっています。
登山はただ歩いているだけのように見えますがテクニカルなスポーツです。1分1秒を競うものでもないため甘く見られるところもありますがフィールド競技で死ぬことはなくても登山では死と隣り合わせのケースも多い。そんなリスキーなところへ出向いて死なないための技術を駆使することが人間の持つ冒険欲や好奇心を満足させ自己実現や人間的成長に寄与するのでしょう。成長は終わって衰えの始まったわたくしにとってもできるだけ現状維持をするための良い手段でもあります。
大切なのは身の程を知ること。無理や背伸びをしてもだれも褒めてはくれませんしお家に帰れなかったら失うものが大きすぎる。これからも身の丈に合った山登りをしていきたいですな。
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