rootは天下の悪手なのか

最近は取得もすごく大変です
もうそんな時代じゃないのかもですね
中東地域の火種は収まる気配もなくガソリン価格が高騰。あんまりお出かけもできないのでいい機会とスマホをいじくります。
1年前に入手したスマホのXiaomi15ですがLeica監修のカメラ性能もなかなかで気に入っている端末でもあります。2011年のXperia arc以来スマホを手に入れたらまずはrootを取得して好きなように改変するのが私のルーチンでしたが最近のandroid端末はノーマルでも自由度がとても広がってきてやりたいことはほぼroot無しでできてしまう。そのため今回は1年間ノーマルで過ごせたのは幸いだったかもしれない。
先日android16 (HOS3)のアップデートが降ってきたので何も考えずにアップデートしたところ今まで使えていたTaskerで制御するテザリング (ホットスポット) が効かなくなってしまった。どうもandroid16からテザリングのスイッチがスマホの保護領域内に移ってしまいアプリでは簡単に手が届かなくなった結果らしい。車両に乗り込むだけで自動にてテザリングを開始してナビ、AI Box、レーダー探知機に対してWiFi環境を提供できていた自分としては一大事。やむなく車両に乗り込むたびにスマホを操作してテザリングをオンにするマニュアル生活をスタートさせるも不便この上ないので対策を講じることにした。
まずはroot無しで目的が達成出来るかを実験。android16でのTaskerのマクロによるテザリング自動運転はTaskerの他にTasker settings, Shizuku, Deltaなどそれぞれの連携アプリを使いインテントさせまくって可能なことが分かった。でもネックはShizukuが起動にワイヤレスデバッグを頼るため再起動後のTasker自動起動ができず、さらにそのワイヤレスデバッグがよく落ちるという状況に悩んだ。Shizukuはワイヤレスデバッグに頼らない安定起動をさせるためにはrootを取らなければできない。結局Shizukuというアプリを自動起動させるためだけにまずはrootを取得するということを決意したのでありました。
ただしrootを取ってテザリングを快適に使うためにはトレードオフで失うものもある。おさいふ携帯とかいうFelicaのハードを搭載していない私の端末で唯一使えていたNFCを使うタッチ決済アプリであるGoogleウォレットがある。これがrootを検出して動かなくなるのが目に見えていたりする。アプリに対してrootを隠す手段は無いことは無いが直ぐにGoogleの知れるところとなり対策されてアプリアップデートのたびに使えなくなるいたちごっこは前端末で経験済み。得るものあれば失うものあり。コンビニでのスマホ決済はペイペイでいいやと覚悟を決めた。
rootを取るためにはまずブートローダーのアンロックが必須。Xiaomiは公式のアンロックができる今では稀なメーカーだ。ただアンロックのためには現在はXiaomiの承認が必要でスマホの専用アプリからオンラインでリクエスト行いその日の枠に先着順で滑り込まなければならない。毎日どのくらいの枠が提供されるのかは公表されていないが全世界からリクエストが殺到する中国時間の午前0時(日本時間では午前1時)にはコンマ何秒という単位で枠が全て埋まってしまう。あっという間などというレベルではなく猛烈にシビアなんですな。1週間ほど寝不足になりながら毎日頑張ってアプリのApplyボタンを押すもまったく滑り込める様子もなく正攻法は断念。ずるいかもですがXDAにあったスクリプトに頼ることにしました。これならパソコンで自動運転にてリクエストが出来るので午前1時前にパソコンを立ち上げておけば済む。でもすんなりいくかと思いきやこれでも難しい。10日ほど毎日リクエストを繰り返してある朝にパソコンを覗き込むとやっと取れてました。取れた時の結果が以下。
これによるとマイナス100mS(-0.1秒)のオフセットで中国時間の23:59:59.9時にリクエストを送信セットして実際に送信されたのは23:59:59.900579時、でもって00:00:08.134998時に承認されたよという返事が帰ってきたという10のマイナス何乗秒というシビアな世界。ネットワークの回線速度なんて日々変わるのでオフセット値を決め打ちのできない運の世界でもある。こりゃ正攻法のみで承認が取れるなんてのは天文学的な確率に見える。私はトータルで2週間以上格闘した結果なんとかなりましたが、皆さんこんなに苦労してアンロック承認を取っているのでしょうかね。
さて承認を得てから72時間の待機時間を過ぎればさくっとアンロックです。これさえできてしまえばもうこっちのもの。どうせ初期化されてしまうのでカスタムROMのEUromに中身を焼き直してからあらかじめ取っておいたバックアップを使って環境を元通りに戻します。最近はクラウド上にバックアップを置けるアプリも多いので助かりますがリストアも休日の1日仕事。頼みの綱のTaskerもテザリングのOFFマクロが当初まともに動かずDelta経由でインテントを送信させてやっと思ったとおりに動きました。今回はほんとに色々と勉強させてもらいましたよ。
Googleウォレットは案の定再インストール後の初期設定すらも完了せずにはねられました。まぁこれは想定内のこと。このアプリは毎週のごとくアップデートが有ってそのたびに最新のroot対策が為される。ここは追わずに諦めようかと思います。
最近はrootを取る人も少なくなっているのでしょうねぇ。人と違うことをするのに苦労が伴うのは甘んじなければなりません。rootは天下の悪手と見られているのかGoogleの締め付けが強い。google謹製端末であるPixelでもブートローダーアンロックは認められているがそれはアプリ開発者向けの手段であり普段使いは想定していないのでしょうね。その他でもペイペイ銀行を除く金融系のアプリはrootチェックが発動してまず動かない。オフィシャルROMからカスタムROMへ焼き変えたらアップデートも自分で探しにいかなければならない。セキュリーティを突いてrootを取得しているので自衛策は自己責任。有償無償を含めて製造元のサポートはきれいに無くなる。得るものと失うものを天秤に掛けると失うもののほうが多いのが現状かな。それでも生きていくんだという強固な意思が必要です。今回はテザリングの自動運転を実現するだけで疲れましたが意思が折れないようにがんばらなきゃいけません。でもすっげぇ楽になりましたよ、ほんと。
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